御譲位と天皇と神と~国の象徴とそのエネルギー

改元は2018年5月1日の即位式のタイミングになるようです。

これら、神事にまつわる世界において、このような激しい動きが起きたというのは、なにかとても象徴的だと感じました。
神社界はとても閉鎖的ですが、男尊女卑や、様々な問題がこうして白日の下にさらされているというのは、この国の祭祀王が代わる前の大きな膿出しであり、大きな改革のチャンスを与えられたと考えても良いのかもしれません。
今回の事はとても残念でしたが、今後この国をより良くしていくことにつながるという神々からの大事なメッセージのように思えてならないのです。

天岩戸神話では、神々の協力によって天照大神が復活し、再び世の中を明るく照らします。
「改まる」という言葉は「新たまる」、「荒魂る」に通じます。

荒魂は、奇跡的な働きによって、大きく物事を変化させる霊力の事を示します。
天岩戸神話のように、より良い形に改まるということになってくれたら良いなと思っています。

ちなみに、私は女性神主として、たまに神社のお仕事のお手伝いをさせていただいていますが、周りの方々や地域の方々にはとても親切にしていただいて、ありがたいです。

 

今年の冬至は非常にパワフル

さて、天皇陛下は、冬至点(山羊座1度)に太陽をお持ちで、大変エネルギーの強いお生まれです。
冬至は太陽が一度死に、復活するという特別な日です。
先に触れた天岩戸神話にも通じます。
天皇家のご先祖である天照大神は太陽神であり、この日のお生まれというのは、普通の人以上に、とても意味が強いのです。

2017年の冬至直前に、土星という天体が冬至点入り、つまり天皇陛下の太陽に重なります。
土星は指針や目標、義務を示す天体です。
退位されるまでの間、引き継ぎにあたってやることなども多くなってくるのかもしれませんし、ご自身がルールとなられることがあるでしょう。健康には注意が必要です。

土星が冬至点にやってくるのは約30年に1度のことです。
世の中全体において、伝統、ルーツ、ナショナリズム、決まり事などにおいて、大きな節目となるタイミングでもありますが、天皇陛下がこの位置に太陽をお持ちであるということは、この国にとっては、より意味合いが深いものとなると言えます。
現在、蠍座に位置している恵みの星と調和的な角度を取り、じっくりと地道に、足元を固めながら着実に前に進んでいく配置となります。

私は二至二分のタイミング、年四回たまふりワークショップを開催させていただいていますが、今回の冬至のたまふりワークショップは、かなり意義深いものになりそうだなと感じています。
私の行っているたまふりでは、勾玉を使用して、ご本人の魂のエネルギーを高めていただきます。
抱負を込めたり、目標、決め事を達成したり、それに向かって頑張るパワーを得られます。
自分のルーツや根っこの部分を見つめなおすことにもつながるでしょう。

改元は2018年5月1日の即位式のタイミングになるようです。
この日のホロスコープを拝見すると、非常に安定感のある天体配置で、もしかしたらこの点も考慮してこの日に決められたのかな? なんて思ってしまうくらいです。
古代、世界中で占星術が政治に取り入れられていて、わが国でも陰陽師たちが活躍していましたが、現代においても占星術は政治やこのような重要な事柄の決定に活用されていると聞きます。

このところ、この国を取り巻く情勢はとても不穏で、国内でも様々なことが起きていますが、御譲位や改元が決まったことで、この国全体が新しい未来に向かって動き出しているのを感じて、今から楽しみです。

 

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