自分探しが世界中で流行しているけど今の自分って何？

基本的に人は生まれた社会に適応するために必死で周りの環境（家族、友人、有名人やアニメのキャラクターなど）を真似する。
持って生まれた自分の本質を押し殺し、その過程で自分を見失ってゆく。
周りに流され判断を委ねるようになり、他人の判断を自分だと信じて生きていく。

社会は特定の能力やキャラクターにしか価値を置かない傾向にあるから、みんな必死にそうした限られたキャラになるよう演じる。
でもそれって自然の法則に反すること。
食物連鎖って理科の時間で学んだことを覚えているかな？
動植物は「そのものとして生き続ける」ことで、世界の美しい調和を保ち繁栄をさせている。
ということは、あなたがあなたでないものを演じて生きることは当然不自然で、周りのバランスを崩してしまうってこと。

ペットを飼っている人には分かり易いと思うけど、それぞれ動物には特徴的な本能がプログラムされている。
猫は猫として生きることで、鳥は鳥として、ミツバチはミツバチとして生きることで重要な役割を果たし世の調和を保って自然を繁栄させている。猫は細い糸を追いかけずにはいられなくって、それが大好きでたまらないように見えるでしょ？
また猫にでも様々な性格の違いがあって、そうした違いに左右されることなく満喫しているように見えない？

自分を知るってどういうこと？

ではどうして多くの人が満たされていないのか。
楽しそうに見えても常に何かを恐れたり、憎んだり、悲しんだり、心を病んだり、自分を嫌い人生を諦めてしまったり。
こうした自然から見たらとてもおかしな状態となっているのは、人が「本来の人間として生きていない」、更には「自分を生きていない」ってことが主な理由なんだろうって推測できるんじゃないかな。

本当の自分を思い出して本当の幸せを手に入れるには、自分の中に無意識に取り入れてきた自分ではないものを自覚し、理解し、不必要なものは手放すプロセスが重要。
自分の中の価値観、信条、常識、癖、そうした普段は無意識な部分を意識化し分析する。
深層心理や本能といった無意識の部分に立ち入ることは簡単じゃないけど、それを理解してゆく過程で人生は確実に大きく変わる。

というのは、人生を左右するのは基本的に自分の思考。
だから思考をマスターすることで自分をマスターし、人生を自分でコントロールしてゆくことが可能になる。
状況は同じでも、どのように事態を捉えるかで体験が全く異なったものになる。
誰かに嫌なことを言われた時、嫌な奴だという点に注目して嫌な気分に陥るか、あるいはどうしてそうした状況に陥ったのかを考え、学びの機会にするか、常に自分に選択権があるんだよね。

思考のプログラムを解明する重要性

こうした深い自己理解を続けてゆくことで、状況に応じ必要な態度や言動を選ぶことが可能になる。
これは混乱した世界で自分を失わず安全に生き残ってゆく、また大切な人を守ってゆくには重要なスキル。
更に自分を知ることは他人を知ることに繋がる。
というのは、思考というのは一種のプログラムだから、どのようなプログラムが自分に植え付けられてきて、どうやって人生に影響を及ぼしてきたのかを知ることで他人のプログラムの解析が可能になる。
自分が体験したことでなくても理解ができる。
だから、お坊さんといった常に自分探しを行っている人に相談することは有効なんだよね。

同様の環境や文化で育ってきた人たちは基本的に同様のプログラムが植え付けられていて、その度合いや影響度がそれそれの特性や環境によって違いが出る。
また、他人が理解できると社会、さらに世界の仕組みがもっと判るようになり、混乱した世界を癒してゆくヒントを得ることが可能になる。
だからお釈迦様や古代ギリシャの哲学者ソクラテスといった悟りを開いてきた偉人達が、口を酸っぱくして何よりも「自分を知りなさい」って言い伝えてきたんだよね。

真の自分探し＝悟りの道

世界中の各宗教や古代からのスピリチュアリティーの本来の目的は「悟りの境地に至る」＝「神と統合する」こと。
それは簡単に言うと「本当の自分を見つける」ことで、それぞれの時代、文化や環境に合わせて異なった修行方法がとられてきたんだ。
現代社会で出家をしなくても普通の生活を続けながら本当の自分を見つけてゆくことは実は可能。
それには生き方を変えることが必要で、生き方を変えるには自分がこれまで自分とどうやって付き合って来たのかを知りながら、今までとは全く異なった「自分との新しい付き合い方」を身に付け、無意識の思考や本能的な反応を変え自分をまっすぐ生きてゆくよう躾け誘導することが必要。 そうした自分を知る為の深い自分探し方法は今後紹介していきますね。

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