第63回★イギリスで出会ったボタンたち
イギリスの骨董品や雑貨が並ぶマーケット巡りで、ボタンを揃えるストールを見つけました。
なかでも観光客や地元の人たちで賑わうアンティーク・マーケットでは、籐のバスケットに並べられたエレガントな年代物のボタンを発見。
どのボタンも白い台紙に糸で縫いとめられていて、ヴィクトリアンなど年代も書かれていました。
古い物を大切にするイギリスならではの歴史と気品を感じさせるボタンを眺めながら、古き良き時代の英国紳士淑女のファッションに想いを馳せてみたり。
また別のマーケットでは、これからの夏にぴったりな貝や錨マークのマリン・スタイルのボタン、キラキラ輝くキッチュなボタン、乙女心に響く小さな花のモチーフのボタンなど、手芸好きにはたまらないボタン専門のストールも発見。
どれもお手頃価格のものが多く、手持ちのあの服にこのボタンを付けたら……もしくはあのボタンを今使っているシンプルなポーチのワンポイント・アクセントとして縫いつけたら……と、ボタンを使って服や雑貨をアレンジしたい手芸魂に火がつき、心が躍ってしまいました。
花びらが舞っているかのような愛らしいボタン。まるで金平糖のような小ささ。
錨のマークが描かれたボタンは、爽やかなマリンスタイルに。
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