あなたの霊能力も開花させます! スピリチュアリスト協会での霊能力開発講座レポ・前編

霊能者は熟練してくると姿が見えなくても感じるエネルギーだけどその霊の性別、年齢などがわかるといいます。しかし慣れるまでは霊と対話できないとその場に来ている霊が何者なのか全く分かりません。

ロンドンで日々スピリチュアル修行にいそしむジュージーです。
比較的温暖だった冬を満喫している私たちですが、二月になって急に冷え込んできました。
そろそろ初雪かしら、とロンドンっ子たちはワクワクしています。

前回の4編に及ぶ長編記事(第一回はこちら)で英国で一番有名な心霊学校、英国スピリチュアリスト協会(以下SAGB)でお会いした霊能者ダフネさんのことを書きました。
彼女の能力の高さ、そして文面からもにじみ出る優しい人柄を感じられた方が多く、彼女との面談リクエストが多く届いていると編集部から聞きました。嬉しい限りです。

さて今回はそのSAGBで昨年末に受講した霊能力開発講座のレポをします。
SAGBではほぼ毎週末に様々な霊能力開発の一日ワークショップが行われています。
透視能力開発、エンジェルヒーリング、トランス(降霊)など自分が学びたい分野をピンポイントで学ぶことができるのです。私は全般的に自分の能力を開花させたいと思い、一般的な霊能力開発講座を受けることにしました。
講師は面識のないテリー・ストロメイヤー先生(女性)です。

ジュージー

画像出典:http://www.sagb.org.uk/Mediums/mediums.html#terristromeyer

7歳の頃に初めて霊の存在を感じ、18歳の時に霊の声と姿を認識できるようになったそう。
複数のキャリアを経てのち、自分の「仕事」は人々にメッセージを届けることだと確信をもち、プロのミディアム(霊媒)になることを決めました。その後の活躍は多くの新聞・雑誌、テレビ出演などで分かります。

 

「あなたはなぜここに来たの?」

晴れ渡る当日の朝、ワクワクしながら私はSAGBへと向かいました。何を期待してよいのかも分からず、とにかく何か「結果を出したい」とだけ思いながら先生の入室を待ちました。クラスは15人ほどの生徒さんがいました。老若男女様々です。

定刻になると一人の長身の女性が颯爽と入室してきました。黒いヒールブーツを履き、黒のドレープカーディガンを羽織り、美しいダークブロンドの髪をしたテリー先生です。私の第一印象は「宝塚の男役」で、とても力強くそれでいて優しく美しいエネルギーをもった方でした。テリーさんをみた生徒さんたちから緊張があっという間に解けていくのを感じました。

まず最初にそれぞれ自己紹介をし、テリーさんが雑談を始めました。彼女のこれまで経験してきた霊世界との接触の話や、生徒からの質問などに丁寧に答えてくれます。そしてなぜ私たちがここへ来たのか、何を意図してきたのかを聞きます。
私は「自分に本当に霊能力があるのかどうかを知りたい」と答えました。
テリーさんはただ黙って優しく微笑んだだけでした。

 

「感じるままを言葉にしなさい」

さぁ、授業が始まります。
まずどの霊能力・ヒーリングのクラスでも通常は瞑想で始めます。自身の呼吸を整え、エネルギーがみなぎっていくようにするのです。テリーさんの優しい声に導かれながら私たちは集団瞑想を始めました。
足の裏からエネルギーの「根」が地球深部まで到達し、私たちは「グラウンディング(接地)」するのを感じました。そしてすべてのチャクラを開き、外からのエネルギーを導き入れます。これで準備は万端です。

まず最初の訓練は受け取るエネルギーを判別する方法です。霊能者は熟練してくると姿が見えなくても感じるエネルギーだけどその霊の性別、年齢などがわかるといいます。しかし慣れるまでは霊と対話できないとその場に来ている霊が何者なのか全く分かりません。

霊能力にも様々あり、視える人もいれば声だけが聞こえる人もいます。もし霊の姿も見えず、声も発してくれないのであれば私たちは感じるエネルギーからその霊が誰であるのかを探っていかねばなりません。そのためにもまず最初に感じるエネルギーが男性のものか、女性のものかを判断する訓練をする必要があるのです。

私たちは着席したまま目をつぶり、テリーさんが手を引いてくれるのを待ちます。そしてテリーさんが私たちを一人ずつ目をつぶったまま背中合わせに立たせます。そして自分の背後に立っている人が男性か女性かを耳元で聞いていきます。これを別々の人たちと3セットしたのですが最初の一回は間違ったものの二度目三度目は正解できました。

私が感じた男性と女性のエネルギーの違いは「重さ」でした。
男性の(もしくは男性的な)エネルギーの方は質感が重く、女性の(もしくは女性的な)エネルギーの方は軽やかに感じました。二度の正解に気をよくした私は意気揚々と午後の講義が始まるのを待ちました。

次回は実際に「霊視訓練」に入ります。

 

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