ゲイ・スピリチュアリスト、ジュージーの霊能者巡りPart.1 〜世界最高峰のスピリチュアルを求めて〜

スピリチュアリズムの最高学府を備えた国、イギリスより。世界最高峰かつ世界で最も古い格式と信頼を得ている「英国スピリチュアリスト協会」の魅力に迫ります。

初めまして! ロンドン在住のアラフォー・ゲイ・スピリチュアリスト、ジュージー・エレガンザと申します。18年間イギリスに住んでいて、多くの貴重かつ奇妙な体験をさせてもらってきました。まず手始めに今回は私の趣味の一つである「霊能者巡り」の一端をお話できればと思います(笑)。

 

「世界の最高峰、英国スピリチュアリスト協会」

多くの読者諸賢はすでにご存知だと思いますが、イギリスはスピリチュアリズムの最高学府を備えた国です。

ロンドンには3つの「霊能力学校」があり(ハリーポッターの魔術学校は除く)、名門エジンバラ大学心理学科には超能力や霊能力を学術的に研究している「超心理学研究所」もあります。

19世紀にアメリカで起こったスピリチュアリズムは程なくしてイギリスへも到来し、ビクトリア時代の科学者、有識者たちを恐怖と歓喜で震え上がらせました。科学者達は霊の存在を否定しようとし、有識者(主に文学者)は霊の世界を信じ、まさに国家の頭脳たちが競い合っていた時代でした。

そんな風潮の産物として1872年に生まれたのが、現在世界で最も古い格式と最も信頼を得ている「英国スピリチュアリスト協会(以下SAGB)」です。SAGBに関しては多くの方が書かれているので割愛しますが、スピリチュアリズムの総本山とも言える場所です。

キース・ビーハン

SAGBにて5年間看板講師を務めた世界的サイキック、キース・ビーハン氏

「SAGBで霊視を受けてみよう」

6年ほど前にそこで私は初めて霊視を受けました。それまでは身近の霊感の強い人達にアドバイスやら予言やらをしてもらっていたのですが、その時は「プロ」による霊視が欲しかったのです。

というのも、私はその少し前に祖母を亡くし、葬式にも出られず、沈んでいたからです。出来ることならば祖母の声を聞きたかったのです。

それを聞いた霊感を持つ友人がSAGB在籍の霊能者A氏に霊視をしてもらうよう薦めてくれたのです。私はA氏の霊視内容の的中率に驚きました。おばあちゃんと私しか知りえない子供の頃の話や、最近の話でも誰にも話していないことなどがどんどんと当たるのです。

そしてA氏は霊視の最後に、私には強い霊能力があるので訓練を受けたほうが良いと薦めてくれ、SAGBで霊能力訓練を受けることになりました。訓練のレポは機会があれば書かせて頂きたいと思いますが、今回は霊視体験のルポを致しましょう。

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出典:sagb.org.uk/

SAGBで個人霊視をお願いする場合、自分の希望する日時に働いている在籍霊能者さんから選ぶ方法と、特定の霊能者さんを指名してその方が空いている時間に予約を入れる方法とあります。

今年の初めに私は自分の「スピリチュアル・パス(進むべき道)」に迷いを感じており、誰かに相談したいと考えていました。しかし前述した霊能者A氏とはもろもろの事情でお会いできなくなっていましたので、新しくSAGBで先生を探そうと考えていたのです。

他にも霊視をしてくれる機関は色々あるのですが、私はSAGBが一番好きだったのです。しかし在籍霊能者の顔ぶれも変わってしまっており、どなたにお願いすれば良いのか分かりませんでした。そんな折にふとした所から「メッセージ」が届いたのです……。

 

次回は、出会ったのは偶然だったのかそれとも啓示か……SAGBの霊能力者、ダフネ・クロスさんとの出会いをお伝えします。

<続く……>

(トップ写真:news-digest.co.uk)