並木良和さんインタビューvol6【死の概念と表現】

並木さん

皆さん、こんにちは。
前回に引き続き、いま話題のスピリチュアルリーダー、並木良和さんのインタビューをお届けします。

 

死の概念を変えていく

記者
生まれてくる命のお話を聞いたので、今度は死について伺いたいです。
わたしは、死ぬことは、昔から、そんなに悲しいことではないような気がしていて、お葬式で泣けない子だったんです。おかしいのかな、と思っていたんですが、並木さんのお話を聞いたりして、そんなに変なことではないのかも、と思いました。
肉体があるのか、ないのか、だけの違いで。またそのうち会えるし、という感覚なんです。

並木さん
そうです。みんな死という概念を変えていく必要がありますよね。
いい加減、黒を着て神妙な顔して、笑ってちゃいけなくて、しゃべっちゃいけなくて、そういうのを辞めることだよね。
そんなことをやっていたら、いつまでたっても誰も死の概念を変えられない。

記者
お葬式も、もっとお祭りみたいにしてもいいのに、と思います

並木さん
いいの、いいの。別に黒じゃなくて、私服で行ったっていいんだから。

記者
誰かを亡くしたときに「かわいそうに」って言われるとなんだか、モヤッとするんです。
ありがとう、って返していますけど、違和感があるというか。
周りの反応にどうしたらいいかな、と。

並木さん
まず自分の意識を変えていくというのが最優先事項です。
たとえば、「かわいそうに」って言われたときに、
「わたしは死をこういうふうに感じているんだ」って感じていることを素直に表現してみる、これが大事なのね。
「どうして? 死って悲しいことでしょ?」って言われたときに、悲しいことだと感じなければ「わたしは悲しいことだとは思わない。死っていうのはお祝いだと思っている。だってこの人生でしっかりと生きて、お疲れさまって送ってあげることなんでしょ。魂っていう自由な視点から観たら、肉体っていう監獄みたいなものから広がっていけるのはお祝いだと、わたしは思っているよ」
って伝えるの。

ほんとうはそう思ってないのに、「かなしいね、そうだね」って言ってしまうのが自分の中にもズレを生むし、スッキリしないんです

並木さん

 

感じたら表現する

記者
自分の中のズレ、いま一番気をつけています。自分一致して、感じたことを正直に言う、という練習中です。
並木さんが以前お話していた、うるさいと感じたら「うるさいよ」って言いに行く、っていう(笑)
言った結果、相手がどう反応するかは関係なく、自分の感じたことをただ表現する。

並木さん
そう、そう。静かにさせるために言うわけじゃないから。