チャネリングに熱心な人に警告……見えない存在との話しすぎに要注意! その話し相手は、いつのまにか交代しているかも!?

チャネリング

私自身は望まなくても、気がつけば見えない存在と話しができるようになっていました。既に20年近くも、色々な存在と会話をし続けています。その相手は低級霊から始まり、神社の神様まで、千差万別です。特に、日頃から自分を守ってくれている守護神や守護霊は、そうした中でも最も会話をしやすい存在であると感じられます。自分を守ってくれている存在ですから、大変親切でフレンドリーであり、何かを質問すると差し支えない範囲で教えてくれます。その大半は、他愛無い内容です。

守護神・守護霊の助言には依存しやすい

まだチャネリングに慣れないうちは、こうした親切な存在との会話に熱中することが多いと思います。私も実際にそうであり、今まで色々なことを尋ねてきました。例えば、「あの人はあのときあんなことを言ったけれど、それは私にどんな思いがあるからですか?」など、自分では簡単にはわかりかねる内容のことが多く、その回答は適切なものが多いと感じられます。回答の仕方も、いつも優しく丁寧です。

ただし……そこですっかりその存在を信頼し、甘えてしまうと、あれもこれもと尋ねるようになってしまいます。例えば、道を歩いていて「右と左の、どちらへ進めば良いか」とか、料理をしていて「この調味料の量は、このくらいで大丈夫か」とか……。

いつでも簡単に声をかけられる訳ですから、ついつい「これはどうかな?」と疑問に思うとすぐに尋ねる、という癖がついてしまうのです。実際に一時期、私自身がそのような状態でした。すると、どうなるかというと……まともな存在が相手をしなくなるのです。気がつかないうちに、いつの間にか守護神・守護霊のふりをした、低い存在に入れ変わっている……ということです。

低い存在が、高い存在のなりすましになると

そうすると、不安を感じさせる回答が増えてきます。例えば「あの人はどう思ったのか」という質問に、「あなたを見下しています」というような、不快になる回答が来るようになるのです。それも「あなたのためを思って言っている」というように親切なふりをするので、なかなか低い存在に変わったと、気がつくことができません。

チャネリング

私は何故か、割と簡単に見えない存在と話せますから、もう本当に何度も何度も、この入れ替わりによって騙されてきました。印象に残っているのは……本の執筆により、片手が耐えられないほどの痛みを伴う腱鞘炎になったことがあります。そのときに私の近くにいる見えない存在が、優しい雰囲気で「冷やすといいですよ」と伝えてきたのです。

その優しい言葉をすっかり信じ、痛む部分を保冷剤で冷やし続けました。それでもなかなか痛みが引かないので病院へ行くと、「腱鞘炎は、温めてください」と言われたのです。患部を冷やし続けたために、治りが遅くなってしまったのです。この時に初めて、低い存在に騙された」と気づいたのでした。

見えない存在の助言をアテにしすぎるのは危険

しかし性懲りもなく、またある程度時間が経つと、あれもこれとも見えない存在に尋ねるようになってしまい……本当に何度も、騙される羽目になりました。ようやく最近になって、余程のことがない限り、見えない存在と会話はしないように心がけています。

たまに、つい何かを尋ねて回答をもらい、それが正しかった……ということも多々あります。しかし、それでもその回答を鵜呑みにせずに疑問を持ち、結局は自分自身で判断するようにしています。結局、見えない存在に些細なことまで尋ねるのは、良くないということです。自分自身で考えて動くことが、結果的に人生の学びになるのです。

チャネリング

チャネリングができれば、高次元の存在に色々なことを教えてもらえて便利そうだ……と思う人も多いと思います。しかしこのように、低い存在が嬉々として高いふりをして騙してくることが、大変多いのです。ですから結局のところ、自分のことは自分で考え、自分で決めるということが一番なのだと思います。


  

  

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