神社巡りが好きな人の中でも、観光気分で有名で大きな神社へ好んで行く人が多いのではないでしょうか。
しかし、あなたのことを最も心配してくれて細かく面倒見てくれるのは、住む地域を守ってくれている「氏神様」であることは確実です。
有名な大きな神社であっても、地域の氏子を持っています。
何気なく訪れる観光客より、地元に住んでいてひんぱんに参拝してくる氏子の方を大切にしている……ということは、紛れもない事実なのです。
私自身、小さな神社の氏神様を、大切にしています。
それ以外に私自身が強力な影響を受けているのは、伊勢神宮内宮です。
日頃から、この2社だけを強く敬っていれば、それだけで十分であると感じています。
他にも、さまざまな神社仏閣、パワースポットと呼ばれる場所にも足を運びます。
しかし、そうした場所でお願い事をすることはほとんどありませんし、お守りや御札を買うことも、滅多にありません。
私の場合は、そうした他の場所の高次元の方々が何を考えていらっしゃるのか……というお話をいただければ、それだけで十分であるためです。
また、お願い事をすると、叶った場合に必ずお礼参りをしなければなりません。
簡単には行きにくい場所であると、そのお礼参りが難しくなってしまいます。
自分が住んでいる地域の氏神様がどこであるのかは、地域の「神社庁」に連絡すれば、教えてもらえます。メールでは返信がない場合がありますので、電話をかけると確実です。
氏子の境界線は、神様方も守っている
私自身の経験ですが、当時の氏神様だった神社のさらに近い場所に引っ越した……という経験があります。
しかし道路一本を隔て、住む町は変わってしまいました。
そのために、その神社の氏子からは外れてしまったのです。
それでも距離的には近くなったので、私は変わらずこの氏神様であった神社から御加護をいただけるのだろう……と考えていました。
しかし、こちらの神社の神様のお話によると……「神社庁が定めた氏子の地域から外れたのであれば、もう守ることはできない」と伝えられたのです。
氏子の地域は人間が定めているため、「神様から見れば、別に関係ないんでしょ?」と思われるかもしれませんね。
しかしこのように、神社の神様方も、きちんと氏子の地域という線を引き、他の神社の氏子には手を出さない……という決まりを、ガッチリと守っていたことが分かったのでした。
こうしたことから、住まいの一番近い神社が氏神様であるとは限りません。
よく分からない方は、必ず神社庁に確認してみてくださいね。
氏神様と指定されていない神社を熱心に参拝しても、どうしても守りは弱くなってしまうためです。
欲張りなのか信仰心なのか、見極めること
時々、たくさんの神社仏閣を巡っては、あちらにもこちらにもお願い事をして、あちこちの御札やお守りをたくさん抱えている……という人がいるように思われます。
そうすると、どうしても一つ一つの神社仏閣に敬う気持ちを伝え続けることが、難しくなってしまうと思います。
それは信仰心を持っているとはいえず、単なる「欲張り」というより他にありません。
クリスマスを祝っているのに、初詣では神社に参拝するような、軽い遊び心と変わらないでしょう。
数少ない場所に、日頃から熱心な信仰心を与え続けることが、大切であると考えています。
特に氏神様は、住まいのエネルギーを良くしてくださる……ということを、実感しています。
遠くの神社にばかり参拝していた方は、早速今日から氏神様を大切にすることを、心がけてみてくださいね。
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