寂れた神社に手を合わせるときの、注意点とは? ~手入れがされていない神社は、どうなっている? そこが氏神様の場合は、どうすればいいの? ~

神社

国内の神社の数は大変多く、全国で8万8千社以上あるといわれています。
これは、コンビニの数よりも多いそうです。

これだけの数がありますから、大小様々な神社が存在していることでしょう。
大勢の参拝客が集まる大きく有名な神社もあれば、住んでいる町の人すらも知らないような、ひっそりと佇む小さな神社もありますよね。

小さな神社の中には、誰も掃除や草むしりの手入れをしていないような寂れた神社も、かなりの数が存在している……と思われます。

今回は、こうした寂れた神社を参拝する時の注意点について、私自身の過去の経験を通しての考えを、記載したいと思います。

 

神社が寂れていく経緯と状況

神社は主に、参拝者の「感謝の気持ち」から良質のエネルギーを吸収し、神社自体のエネルギーを高めています。それに加えて、日々の清掃を通して境内がきれいに整っていることも、良質なエネルギーを保つために大切な条件になります。

神社をしっかり守る人がいなくなると、境内の清掃の間隔があいていきます。
すると、次第に社殿などの建造物にホコリがたまったり、蜘蛛の巣が張ったりして、荒れた状態になっていきます。

そうなると、次第に参拝者が寄りつかなくなります。
「荒れた神社には、あまり近づきたくない」という、人間の本能的な感覚が出てくるのではないかと考えています。

それほど霊感が強くない人であっても、そうした直感は大半の人が持っています。
それは、自分の身を守るためのものなのでしょう。

神社

そして参拝者が減ると、神社は良質なエネルギーを補填することができなくなります。
その上に境内が汚れていると、もうエネルギーを高く保つことができません。

そうするとどうなるかというと、低級霊や妖怪のような、目に見えない波動の低い存在が、次第に集まってくるようになるのです

高いエネルギーを保ち、きちんと結界が張られている神社であっても、夕方以降はその結界が弱まり、低い存在が救いを求めて、たむろいやすくなるといわれています。

救われたい低級霊にとって、昼でもすんなりと入れる寂れた神社は、格好の居所なのです。

ですから境内全体が汚れていたり、雑草が多く生えていたりする神社での参拝は、できるだけ避けた方が賢明です。

 

寂れた神社に参拝するときの注意事項

ただし、そうした神社が氏神様にあてられている……という人もいるでしょう。
そうした場合の、参拝の注意点を記載したいと思います。

●晴れた日の午前中のみ参拝する
きちんとした神社であっても、夕方以降は低い存在が集ってきます。ですから寂れた神社であるほど、午前中の参拝を心がけましょう。また、晴れ上がった空や陽光は、高いエネルギーを持っているため、神社の低いエネルギーを弱めてくれると考えられます。ですから、晴れている午前中がベストなのです。

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●願い事をしないようにする
人間の我欲は、低いエネルギーを持っています。そのため、寂れた神社で我欲を出して願い事をすると、そこにある低いエネルギーと同調し、低波動の存在を連れて帰ってしまう……ということになりかねません。クレクレのエネルギーで願い事をするのではなく、「地域を守ってくださっていることへの感謝」や、「神社のパワーアップを願うこと」を伝えるのがベストであると考えます。つまり、もらおうとするのではなく、自分の良質なエネルギーを置いてくる……というイメージになります。

●掃除をする際は慎重に
下手に掃除をすると、神社の低いエネルギーが自分に付着し、低級霊を連れ帰ってしまう可能性が考えられます。ですから掃除をするのであれば、できるだけ晴れた日の早朝を選んだり、1人でではなく、地域の人達を集めて大勢で掃除をしたりするなど、明るい雰囲気の中で取り組むことが大切です。

 

一度寂れると、復興には時間がかかる

高いエネルギーを保つというのは、大変時間と手間がかかるものです。その割に、低くなるのは簡単であっという間です。

ですから、寂れた神社を何とかしようと思っても、なかなか難しいことではないかと考えます。結局のところ、「近づかない」ということが最も大切なのです。

それでも氏神様であるなど、縁があるのでどうしても……という場合は、上記のことを念頭に置き、参拝されてくださいね。

 

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