西洋占星術のほか、四柱推命や九星気学などの命術では、個人の運気の良い時期と悪い時期を、はっきり出すことができます。
西洋占星術では、出生時の空の星の様子を図式化したホロスコープを使用して、個人の運勢を判断します。
ざっくりといえば、自分自身が持つ重要な星と、その年の星回りの間に90度や180度というハードな角度が多くなると、トラブルが多い波乱気味の運気になる……と判断できるのです。
逆に、ポジティブな力を持つ星が自分の星に重なったり、120度という穏やかな角度を形成したりすると、幸運が多い明るい運気になる……と判断することができます。
運気の良し悪しは、どのように出るのか
運気が悪い時期というのは、自分が持つ性質とその期間がもつ星回りの性質に、大きな隔たりがある……ということです。
そうすると、社会に向けて才能を発揮しにくくなったり、自分の性格が周りに受け入れられなくなったりするのです。
自分の性質と、その期間がもつ星回りの性質が一致していれば、エネルギーが調和されます。
そうすると、少しの頑張りでも順調に成功できたり、人気が上がったりするといえるのです。
私自身も、西洋占星術の運気の良し悪しは、かなりはっきり出ていると感じられます。
運気が悪い時期は、才能を発揮しにくいと感じたり、周りとの壁を感じて孤独感を味わったり、動くことが苦痛で何もしたくなくなったりします。
そして、そうした時期に無理に活動しても疲れるだけで、成果が少なく感じられるのです。
運気の悪い時期を良くするためには
では、運気の悪い時期を少しでも穏やかで良い時期に変えるためには、どうすればいいのでしょうか?
最も重要なのは、「運気の良い時期をどう過ごすか」……ということです。
運気の良い時期というのは、自然と楽しい出来事が増えていくものです。
特に人間関係の動きが活発になり、毎日色々な人から連絡が入ったり、集まりに誘われたりすることが増えるでしょう。
それがすべての循環を良くして、良い仕事につながったり、収入額が増えたり、良縁に恵まれたりするのです。
こうした時期は、できるだけその流れに乗りましょう。
できるだけ多くの人と、良い関係を築いておくことが大切です。
自分自身の調子がいいのですから、困っている人に協力したり、温かい声をかけたりすることもお勧めです。
そうすることで運気が悪くなった時に、相談する人や援助してくれる人に恵まれるようになるでしょう。
そして最も注意したい点は、「調子に乗らない」ということです。
特に若い頃は、すべてが順調に進むとつい調子に乗ってしまうものです。
すべてが自分の力で進んでいると思い込み、周りへの感謝の気持ちを忘れてしまうのです。
そうすると、星回りが変わってあなたの状況が悪化した時に誰も助けてくれず、深い孤独感を味わうことになりやすいのです。
ですから調子がいいなと思う時ほど、周りへの優しさや感謝を忘れず、人に温かく接するように心がけてください。
運気の悪い時期にしておくべきこと
では、運気が悪い時期は、どう過ごせばいいのでしょうか?
流れがあまり良くないため、大事業を開始するようなことは、できるだけ避けたほうがいいでしょう。
ただし部屋にこもってゴロゴロしていると、ますます運気がダウンしてしまい、その次に訪れる幸運期の良い波も、小さなものになってしまいます。
あまり運気が良くないな、人と会いたくないな……と感じるような低調期は、できるだけ自分の内面を磨くことに専念しましょう。
将来、社会に活かせる内容の本をたくさん読んでもいいですし、専門知識を学んでもいいでしょう。
ジョギングやウォーキングで筋力を鍛えるのもお勧めです。
女性であれば、料理のレパートリーを増やすように頑張ってみてもいいでしょう。
つまり、外に出て何かの成果を出すことに専念するより、次の幸運期に向けて下準備をしておく方がいいのです。
エネルギーを蓄え、循環させることを繰り返す
このように、運気の良い時期はなるべく外に出て人と会い、自分のエネルギーを社会に循環させていくといいでしょう。
そして逆に運気の悪い時期は、そうした時期に備え、密かに自分自身を磨いてエネルギーを蓄えていくといいのです。
その繰り返しにより、あなた自身の人生がより豊かで滞りのない、順調なものになっていくはずです。
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