化学物質過敏症・電磁波過敏症から考える心の力と呪い

国民病ともいえる「花粉症」に代表される「アレルギー症状」。その中でも、諸説があり未だにはっきりとした病気として認めていいのかが議論されている「過敏症」とは何なのでしょう?

【不安の心が自らの肉体をむしばむ】

化学物質過敏症と、電磁波過敏症は非常に似通っており、両方を併発する患者が比較的多いことから、これらは「物質的なものではなく、心因的なものが要因」ではないかという説も提唱されています。人間は想像以上に「自分の心によって支配される生き物」ですので、目に見えない化学物質や、電磁波に恐怖を覚えることで、実際に肉体的な不具合を発症することは充分にありえるのです。

日本でも原発事故の後、被災地のがれきが燃やされていないにもかかわらず、間違った情報によって、大阪で放射線の影響で鼻血がでたと主張した人が多くいたというケースがあり、人が目に見えないものへの恐怖でどれだけ影響されるかがわかると思います。

 

【現代でも呪いは残っている】

こうした観念は、古代では「呪い」といわれていたものとほとんど同じです。目に見えない呪いを受けたと思うことで、実際に不具合を受けてしまうというのは、「呪いが深く信じられている社会では、現代でも時折見受けられる」ことができます。

化学物質過敏症や、電磁波過敏症を治す方法として、「ストレスを解放したり、呼吸法を行って気持ちを落ち着ける」というものが取り上げられているのは、肉体的なものよりも心因的な要素が強いということの証拠のようにも思えます。

私たち人間は、心にたやすく支配されてしまいます。だからこそ、心を落ち着かせるための瞑想や呼吸法など「スピリチュアルな技術」が生み出され、目に見えない「エネルギーを扱う方法が考え出された」のでしょう。

不安につぶされそうになったときに、冷静になって自分自身を判断するための技術を身につけておくことが、さまざまな情報が氾濫する現代社会にとって必須になっていくのかもしれません。

 

Hypersensitivity and curse.
Electromagnetic hypersensitivity and chemical hypersensitivity.

 

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