自己肯定感を上げるひとりでできるワーク — 愛もお金も引き寄せる人の「秘密」

今日は自己肯定感を上げるひとりでできるワーク「原因を探す」です。

人によってはつらいワークになるかもしれません。
絶対に無理をしないでください。
もしも可能ならばコーチやカウンセラーと一緒にやられるといいと思います。
その方が早くて安全です。
が、もしも自分でやってみたいという方はやってみてください。
私も自分ひとりでやりました。

 

原因を探すワーク

前回丸をした自分の最も嫌いなところについて考えてみてください。
昨日の例だと、人の顔色ばかり見てしまい自分を出せないという自分の嫌いなところ。

その時に出てくる感情にフォーカスしてみてください。
どんな気持ちになりますか?
気持ちを言葉にしてみましょう。
「寂しい」「悲しい」「怖い」

前回のワークと同様ノートに書いてください。
書くことでアウトプットし自分を客観視できるという利点があります。

あなたは、いつからそういう癖がついてしまったのでしょう?
過去に同じ状況になってしまった時、似たような感情を感じたときの記憶を辿りこれも書いてみてください。
両親や周囲の顔色をうかがってばかりいて自分を出せなかった記憶。友達に自分の意見を言えなかった時の記憶。
自分の意見を言ったがために家族が大喧嘩になってしまったり、怒られたり、仲間外れになってしまったつらい記憶かもしれません。

記憶とその時の感情を思い出してノートに全部書きましょう。

 

あなたの思考の癖やパターンは過去の原因からきています。

私の話をします。

私は昔パニック障害になったことがあります。
当時はパニック障害などという言葉がなく不安神経症と診断を受けました。
突然訳もなくパニックのような激しい不安と恐怖に陥るのです。

進学のため上京してすぐの時でした。
一度なると今度はまた不安がきたらどうしようと不安になります。
毎日が不安と恐怖との闘いでした。

きっと何か原因があるに違いないと思いました。
自分の不安の原因を探そうと思いました。
当時は結局思い出すことが出来なくて、そのうち学校や新しい生活にも慣れ、友人もできてきたら自然と治りました。

ずっと後で大人になってから、記憶の糸を辿って、手繰り寄せたのは、二階の押し入れで泣いている小さな自分でした。
小学校1年生くらいか、もっと小さかった頃の私。
我が家は父の酒癖が悪く飲んではグダグダいったり、暴れたり、母と喧嘩になったり、大声で怒ったりしていました。
普段大好きだった父が怒り出したり、暴れ出したり、両親が喧嘩しだすと怖くてたまりませんでした。
私は家の中に安全な居場所を失い二階の押し入れに隠れて泣いていました。

大人になった私の中に、押し入れの中で泣いている小さな自分がまだ存在していることを発見した時は衝撃でした。
それまで完全に記憶から消していたからです。
大人の私も泣きました。あの時の不安と悲しみが胸によみがえって胸が張り裂けそうなほど痛くて、小さな自分がかわいそうで。

おそらく、上京して知人もいない一人暮らしと、居場所のなさが繋がって記憶を呼び覚ましパニック障害を引き起こしたのだと今は思います。

その記憶は無意識のまま私の性格に大きな後遺症を残し、私は自分がありのままで愛される存在だとは認めることができずにいました。
いつも人の顔色を伺い安全かどうか見極め自分を隠して生きる癖がついていました。

押し入れで泣いている、擦りむけてヒリヒリと痛む赤膚のような心を抱えた小さな自分が大人になった自分の中に存在している、という発見は私の大きな転機となりました。

思い出すことはありましたか?
それはつらい記憶ですか?
何度も言いますが、私が大人になってからその記憶を思い出したように、いつか必ず受け取れる準備ができたら思い出しますから。
今は絶対に無理しないでください。

次回は自己肯定感を上げる一人でできるワーク「小さな自分を癒すワーク」です。
今日も読んでくださいましてありがとうございます。
あなたが幸せでありますように。

さくらあくり

 

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