「綿毛に包まれて生きていく」〜Vol.4 死んだ後の恐怖

地獄というのは私たち自身が作りだした反省部屋。昔の人は特に純粋で善悪の概念も強かったために、様々な地獄絵図を作り出したのですね。

地獄ならどうしよう……

このお話はスピリチュアルの世界でもご意見は分かれるかもしれません。信じるか信じないかはあなた次第! というテレビの文言となりますが、それはあなたにお任せするとしましょう。

私が沢山のセッションの中で感じたこと。そして、チャネリングにてわかったことをお話しします。

昔から”死”は恐れるものでした。そう教えられて来ました。永遠の分かれ。苦しみ。痛み。闇。などなど。

しかし、魂は永遠なのです。善も悪もなく、そこにただ有るものなのです。せっかく産まれた人生を軽々しく絶つことを良しとしない観念が地獄や天国を産み出したり、死んだら闇ということを伝えるようになりました。

人の命を簡単に奪ってはならない。自ら簡単に命を絶ってはいけない。その想いから、スピリチュアルの世界でも多くの方々がそのようなことを言います。特に自死については残酷過ぎる言葉が飛び交います。これは遺族には更なる地獄に陥れ、その方すら自死を実行してきたことも知っています。

 

さて、賛否両論のお話をいたします。私達には善悪の概念が深く深く染み着いてます。

反省したり自己否定したりすることも多いかと思います。それは死後も暫く作用します。私達は死直後はまだ、身体から抜け出した感覚を上手く処理できません。急なハプニングや心理的な大きなトラブルの場合は特に死そのものを理解出来ません。

ですから生前のままのこの世界で浮遊しながら、実情を理解しようとします。声をかけても届かない。

身体に触れることも出来ないなど、生前とは違うことからだんだん認めるようになるもの、またはかなりの執着や恨みなどで、そのことすら感じず、いつまでも身体があるが如くこの世でさ迷うこともあります。

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ミディアム(霊媒師)の声も届かない事もあり、浄霊したくともなかなか届かないので時間もかかることもあります。私はよほど邪悪ではない限り、無理強いするより愛にて伝えていく方法を取るので、そこは皆さんとも違うかもしれません。そう、生きている方のスピリチュアル心理カウンセリングと同じですね。

さて、そんな諸霊たちでも次の段階、この世での経験の棚卸作業を始めます。しかしここも厄介で人間の価値観が多くの影響をもたらしている段階でもあります。ですから善悪の価値観が優先されてしまうのですね。

善悪そのもではなくその事から学んだことが重要であるのに善悪そのものにフォーカスしてしまう。

地獄といものは古来から語り継がれています。あるかと聞かれたら、ある意味あると伝えるでしょう。しかし私がチャネリングして聞いたこと、霊視して見えたこと、解放された瞬間に聞いたことなどから、少し地獄との概念とは違うということを感じています。