奇跡が起きる光の絵『ChieArt』を描く、“光の画家”Chieさんインタビュー〜『ChieArt』が生まれた経緯や、活動している上での思いとは〜後編

光の絵

心の声をキャッチしたChieさん。自分にできることを考えた結果……

Chieさん:
お絵かきを教えていた子どもたちの思い出として、「展覧会を開く」というチャレンジはどうだろう、と。子どもたち、親御さんの思い出をなにか残す裏方作業はどうだろうか?
とにかく行動しよう。まずは動いてみよう、今できることをやってみようと思いました。
それを、ちょうど自分の心の声を受け取ってから、横断歩道を渡り切る間に決めたのです。そこまで決めるのに数分ですよね。一瞬の出来事だったと思います。でも、あれが、私にとって、『ChieArt』にとって、全ての始まりでした。

早速、子どもたちに展覧会を開くことを伝えたら、「恥ずかしい、先生も出して」「先生の絵を見たいから出して」といった反応がありました。
先ほどお話したとおり、「ただただ好きで夢中でやっている」といった気持ちに戻るまでは絵筆は握らないと決めていましたので、子どもたちに絵を教えるようになっても、自分の絵を描くことはなく、自分の絵を見せたこともなかったのです。そんなことから、私も展覧会に絵を出すというのが約束のような形になってしまいました。

 

押し入れを探してみたら、亡き父が使っていたパステルがバラバラっと落ちてくる

Chieさん:
とはいえ、もう画材などないわけです。なにかちょこっと昔の名残みたいなのがあるのではないかと、押し入れを探してみたら、突然、ある画材がバラバラっと落ちてきたんです。それがパステルだった。そのパステルは、亡くなった父が使っていたものでした。
これまで私は、パステルにそこまで興味もなく、触ったことがありませんでした。でも、そのパステルが、押し入れからバラバラっと落ちてきたことに、亡き父のメッセージがあったような気がして。
とてもラッキーだったことに、パステルを専門的に使っていなかったので、使い方が正直わからなかったんですね。それがかえって良くて、パステルを粉にして、指につけて描く……いわゆる一般的な使い方とは違うやり方で、自由に描くことができました。
その時の私は、人の心の中に宿っている光、ゆらぎなどに対して、無意識のうちにどんどん興味が湧いてきていました。そのような時に、「子どもたちの約束だから描かないと」ということで描いて、生まれたのが『ChieArt』の光だったのです。

光の絵

 

展覧会で飾られるChieさんの絵を見て涙を流す方がいた

Chieさん:
展覧会には、800名ぐらいの来場者が来てくださいました。私の絵は、子どもたちの約束を果たすために描かれたものでしたので、隅っこの奥の方に飾っていたのですが、その絵を見て涙を流される方がいらっしゃいました。
病気の方や、色々なつらい経験をされて引っ越しをされた方など、この絵を見ると、「どうにも心の奥が懐かしい感じがして、感じたことのない不思議な感覚になる」と。「これは世の中に出さなければ」と言ってくださる方がいらっしゃいました。
そして、その展覧会をきっかけに、いきなり出版社から「画集を出しませんか?」と話がきました。その出版社が初めての画集を手掛けるということで話題になり、テレビ、雑誌、新聞からのインタビューが次々とくるように。癒しの画家、ヒーリングアーティストなどと言われるようになり、突然、大波に飲まれるような、すごく不思議な流れとなっていきました。

光の絵

 

毎年9月に開催されるChieさんの原画展には、並木良和さんやはせくらみゆきさん、医学博士の矢作直樹先生といった方々も!

Chieさん:
毎年9月に原画展を開催しているのですが、本当に有難いことに、北海道から沖縄まで全国各地から来てくださっています。
大昔は、コアでディープな感じのスピリチュアルな方が多く来られていたのですが、今ではスピリチュアルのことがよく分からなくても、現実をより良くしたいと思う方がたくさんいらっしゃってくださっています。
また、不思議なご縁で、並木良和さんなどのプロのヒーラーの方や、医学博士の矢作直樹先生、はせくらみゆきさん、山川亜希子さん、中森じゅあんさんなどといった方々にも原画展にお越しいただいたこともあります。

私が一番伝えたいことは、「みんな、光なんだよ」ということ。
そして、「本来の自分、光と繋がって欲しい」ということ。これは、25年同じことをずっとやっています。一貫して変わっていない部分であり、自分が一番大切にしている部分です。肉体を持っている人間として、何か信じられないと言われても、自分の中で伝えていければと思っています。

 

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