「透視能力者」はどうやって見ているの!?
霊能力と聞いて多くの方の頭に真っ先に浮かぶのは「透視」「霊視」能力ではないかと思います。
英語だとClairvoyance(クレアボヤンス)と表記されます。
占い師や霊能者に、「あなたのそばに亡くなったお母様がきていらっしゃるんだけど……」と言われ生前の特徴をズバズバ言い当てられたり、「あなたのお部屋にこういうものがあるでしょう!?」と部屋をのぞき見されたかのような指摘を受けたりしたら、多くの人が「見えているの!?」と驚いてしまうでしょう。
でも、この「見える」ということ。霊能力の世界では大きく分けると2種類あるのです。
肉眼で見ることと心の眼で見ること
ひとつは、「肉眼で見る」こと、
そしてもうひとつは、「心の眼で見る」ことです。
心の眼とは、頭のなかに浮かんでくるイメージのことを表します。
サイキックリーディングでは、実は多くの「見える」は後者、肉眼ではなく「心の眼」で見ていることが多いのです。
心の眼と書くとなんだかオカルト的な感じがしますが、これは誰もが備えていて、誰もが既に使っているものです。
例えば自分の家の玄関を、あなたは頭のなかに思い浮かべることが出来るでしょう。
リンゴやレモン、自転車も思い浮かべることが出来るはずです。
昨日は何を食べたか思い出そうとしたり、初対面の人を後から思い出そうとしたりする時も、この心の眼を使っています。
多くの「霊視」は、この「心の眼」に浮かんできたものをもとにリーディングを行っていきます。
しかし生まれつきの透視能力者、クレアボヤンスが第一クレアの人は、「肉眼で見る」ことも一般人よりはやはり多くあるようです。
しかし彼らのような人でも、全ての「見る」は肉眼ではなく、心の眼で見ていることのほうが多いと思います。
私が過去学んでいた形而上学の先生は、3歳の頃からオーラが見えていたそうです。
見えないはずのものを肉眼で見ることも、心の眼で見ることもできる方でしたが、彼女は「どちらも価値があり、役に立つが、心の眼のほうがずっと素晴らしい」と仰っていました。
肉眼でオーラや天使を見たことが一度もないという方も、「心の眼で見る」ことなら、少し意識するだけで比較的早く能力が開花していきます。
具体的には、瞑想の習慣を持つ(瞑想は霊視だけでなく直感力など全ての霊能力を強めます)、心の眼でリンゴや薔薇などを詳細に思い描くのもお薦めです。
また、心の眼に何かビジョンがきていないか、常日頃から意識してみることも大切です。
自分でもはっきり気づかないまま、心の眼にビジョンが送られてきていることがしばしばあります。
更に「心の眼で見る」場合、具体的な出来事や場所や人物が見えるだけでなく、断片的なものや、象徴的なビジョンという形で見ることもよくあります。
具象ではなく象徴的なビジョンという形でも見える
象徴的なビジョンとは、例えば花束とか、日差し、虹、十字架、厚い雲など様々です。
こうしたシンボル的なビジョンが、心の眼に送られてきます。
そしてそのビジョンを見てどんな「感じ」がするのか、どんな意味があると「感じる」のか、安全なのか警告なのか、自分のフィーリングを通してメッセージを受け取っていきます。
特にチャネリングやミディアムシップでは、スピリット達は伝えたいことを言葉の連なりで伝えるよりビジョンという「かたまり」で送るほうが簡単なため、初期の頃は特にこうした象徴的なビジョンでメッセージを送ってくることがあります。
「見る」と「感じる」は霊能力を使ったリーディングではセットで使うことが多いです。
「感覚(クレアセンシェンス)」は私達が最もよく使っている霊能力と言えます。
次回はこの「感覚(クレアセンシェンス)」について、詳しく書いていきたいと思います。
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