【日本初上陸のバーチウォーターとは？】

毎月のように、新しい健康食品や、サプリメントなどが登場して話題となります。それだけ多くの人が健康に気を使っているということなのでしょう。そんな中で、5月末から日本初上陸した「バーチウォーター」が注目を集めています。

「シーランドバーチ（Sealand BIRK）」というデンマークのブランドが生産しているバーチウォーターは、すでに海外では「セレブやモデル」といった健康や美容に気をつける人たちの間で「第2のココナッツウォーター」として話題となっているものです。今回「ビープルバイコスメキッチン」が、こちらのブランドから輸入して、5月下旬から日本販売を開始し、今月以降は小売店などでも、順次販売が開始されるということで、日本でも「知名度が高くなっていく可能性が高いもの」です。

【古くから飲料とされてきた白樺樹液】

おそらく、多くの人が聞いたことがないであろう「バーチウォーター」とは、どのようなものなのでしょうか？　こちらは別名「ホワイトバーチウォーター」とも呼ばれています。「ホワイトバーチ（Sealand BIRK）」とは、日本語で「白樺」を意味します。つまり、ホワイトバーチウォーターというのは「白樺の樹液」のことなのです。

白樺は別名「ウォーターツリー」と呼ばれるほど、「樹液が豊富」であり、春先にしか採取できないものの、１シーズンだけで「150リットルもの樹液を得る」ことができます。このことから、アイヌ民族は樹液のことを「タンニ・ワッカ（白樺の水）」と呼んで飲用や料理に用いていたのだそうです。

北海道をはじめとして、ロシアや北欧といった寒い地方に生息する白樺ですが、どの地方でも樹液は飲料として用いているのはもちろん、「デトックス効果や細胞を若返らせる力がある」と考えられていました。

【豊富な栄養素が含まれている白樺の樹液】

そんな白樺の樹液には、実際に「健康に有用な成分が多く」含まれています。ブドウ糖などの糖分、カルシウム、マグネシウム、マンガンなどといったミネラル、タンパク質、さらにグルタミン酸やアスパラギン酸、バリン、ロイシン、アルギニンなどといった各種アミノ酸も豊富に含まれているのです。これだけの成分が含まれているだけでなく、「ミネラルがイオン化した状態で存在している」ために、体内に吸収されやすく「自然の羊水」などとも呼ばれています。

また、「ポリフェノールやビタミン」なども含まれていることから、肌にも良く「飲む化粧水」という表現もされ、日本でも白樺の樹液自体は販売されています。しかしながら、前述したように「樹液を採取できる期間が限られている」ことや、保存が難しいということもあり、「北海道限定で販売される」ことが多かったのですが、今回、海外から大規模な輸入がスタートしたこともあって、日本産のものもより脚光を集めるかもしれません。

【夏場の疲労回復にバーチウォーターはいかが？】

ちなみに、「シーランドバーチウォーター」は、白樺の樹液を原料としつつ、自然な味わいを楽しめる「オリジナル」、フルーティな風味の「エルダーフラワー」、ジンジャーとライムの味をあわせた「ジンジャーライム」の3種類が販売されるとのことです。日本で販売されているものは、樹液100%のものが多く、そのままで飲むのはちょっと癖があるために、ある程度希釈して飲むことが多かったのですが、シーランドバーチウォーターは、「手軽に飲める飲料水」といった感じになっています。

白樺の樹液は、前述したように多くの栄養素が含まれているために、デトックスなどの効果はもちろんですが、「疲労回復や病後の体力回復、ストレス耐性のアップ」といった日常生活を送っていく上で「重要となる要素を強化してくれる力に優れています」ので、夏ばてなどで疲労しやすい夏を乗り切るために、バーチウォーターを試してみるというのも面白いのではないでしょうか？

【参考サイト】
シラカバの樹液中の成分調査（大樹の森から）
http://www.netbeet.ne.jp/~sirakaba/jyueki/index.html

Birch water of the first landing in Japan.
Sap of birch is good for your health.

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