■免疫を高める食品選び〈20〉 アーユルヴェーダにおける、果物を食べる時のルール ~痩せる食べ方、太る食べ方 ~ part.2~インド生活『村上アニーシャのアーユルヴェーダ』vol.102

果物はゆっくりと永続的な燃料として、長持ちする安定したエネルギーを私たちにもたらしてくれます。

私たちの体は主に、ブドウ糖からエネルギーを得るようにそもそも作られていて(細胞のミトコンドリア、脳、筋肉はすべて、機能するためにはブドウ糖が必要です)、

果糖からはほとんど、エネルギーが得られないように設計されているといわれています。

健康的な量のブドウ糖は、エネルギーを生み出すための燃料として、体によって素早く使われます。

一方、果糖の方はというと、肝臓を介した処理が必要で、体の燃料としてははるかに燃え方が遅く、将来必要になったときのための予備エネルギー源として体に貯蔵されます。

 

★これらの糖を一緒に食べるとどうなる?

……このように、食べた後、エネルギーとして使われる速さが微妙に違う、それぞれの糖分。実際、ブドウ糖、果糖、そしてショ糖が、ひとつの食事の中で一緒に食べられた場合、一番早くエネルギーとして迅速に調達されるのがブドウ糖です。

果糖が肝臓をノロノロ通過している間、ブドウ糖によって体のエネルギー需要はすでに満たされた状態になっています。

そして、過剰となった果糖は、使われずにそのまま単に体の脂肪となって貯蔵されることになります。
つまり、太るわけですね。

例えば、グラノーラと新鮮なフルーツの組み合わせ。
これは結構、西洋スタイルの朝食として普通によく見かけられます。
一見、おしゃれな感じもするので、やりたくなったりすることもあるのではないでしょうか。

(激太るダメダメな組み合わせ1.「グラノーラ+果物」)

しかし、この組み合わせで食べる時、まずはデンプン質のグラノーラがすぐにブドウ糖になり、肝臓通過中の果物の果糖部分は、脂肪となってしっかりと貯蔵されることになります。

さて。もし果物だけを単体で食べる場合は、どうなるでしょうか。

果物はゆっくりと永続的な燃料として、長持ちする安定したエネルギーを私たちにもたらしてくれます。

そして、私たちの体がその時その時で必要とするエネルギーのニーズに応じて燃料として使われるため、体に脂肪となって貯蔵されることがほとんどありません。

このため、痩せたいときは、あるいは体に脂肪をつけたくないときは、単体で、ひとつの食事のように果物を食べることが、とても役立つのです。……

◎次回 part.3 では、「果物を食べ過ぎたときの問題点」と、「アーユルヴェーダによる果物を食べるときのルール・まとめ」をお伝えしたいと思います。

 

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(トップ画像/果物にはフルクトース(果糖)がたっぷり)