日本の夏フェスの歩き方 〜ディープに、ふわっと自由に、楽しもう。

フェスもレイブも音楽はもちろん、アートやヨガなどのワークショップに参加できたり、フードブースがあったり、京都大作戦など3on3のストリートバスケが観戦できるものもある。

●夏はもうすぐ。今年はフェス? レイブ⁉︎

夏フェスが大好きな人が増えている。
いつも聴いている音楽はもちろん、はじめての音に出会えたり、アウトドアで気持ちいい時間が過ごせたり、毎年行くようになると友だちも増える。

フェス好きなら新しいジャンルの音楽や楽しみが広がるように、はじめての人も気軽に行けるように、2017年夏のフェス&レイブ情報をまとめてみた。

一般的にフェスというと、主にロック系のバンドが多く登場するメジャーなイメージの野外イベント。
レイブは山奥などで行われることが多く、フェスよりアンダーグラウンドなイメージがある。
DJがプレイする音楽を聴く人、踊る人、楽しみ方はとっても自由。

それぞれ音楽のジャンルによっていろんなパーティーがある。
ロックバンド系なら朝霧ジャムロック、フジロック、タイコクラブ、SUMMER SONIC(東京、大阪)、テクノ系ならラビリンス(新潟)、スターフェス(京都)、トランス系は、Re:birth Festival(千葉)、渚音楽フェスティバル(東京、大阪)、EDM系は、ULTRA JAPAN(東京)、MUSIC CIRCUS(大阪)など。

レイブの中でもエクリプスは、皆既日食を追いかけて世界中で開催されるパーティーで2017年はアメリカのオレゴン州で開催される。
2009年には日本の奄美大島でも開催されたことがある。

その他、海外のレイブは、EDM系のトゥモローランド(ベルギー)、トランス系のバーニングマン(アメリカ)、boom(スペイン)、ozora(ハンガリー)など。それぞれ詳しいスケジュール、開催地などは公式情報のご確認を(もうすでに2017年の開催が終了しているものもある)。

 

●今、この瞬間を最大限に楽しむ、そこから広がったレイブ。

レイブには、反面、ドラッグとの関わりを懸念する人もいて、過去には取り締まりが強化され、違法的なものは淘汰されてきた。
日本でも違法者は警察に捕まっている。
それも一部の層であり、レイブがドラッグの影響化にあると決めつけると、ひとつの楽しい世界を逃してしまいそうだ。

ヨーロッパで生まれたハウスやテクノなどの音楽が南下し、逆にインドのゴアやタイなどからトランスミュージックが北上し、イスラエルで出会った。
そこには戦争と隣合わせで生きる人たちがいて、今、ここでこの瞬間を楽しもうとレイブが盛り上がった、そんな歴史もあるそうだ。

 

●日帰りで気軽に。キャンプインして何泊もディープに浸ることもできる。

大きなフェスは、バスツアーなども企画されることがあるので、利用すれば気軽に参加できる。
レイブの中には山奥まで車を走らせてたどり着きキャンプインして1週間とか連泊するものもあって、テントだけでなくコテージに泊まれるもの、船で島に渡って行くものもあるそうだ。

そのレイブでしか手に入らないアイテムもあったりするので、それを集めて見せ合うこともできる。
そんな自然の中での冒険遊び、宝探し的なことも楽しめる。

フェスもレイブも音楽はもちろん、アートやヨガなどのワークショップに参加できたり、フードブースがあったり、京都大作戦など3on3のストリートバスケが観戦できるものもある。
カジュアルなファッション、本格派のキャンプ用品、そんなこだわりも人それぞれにふだんより自由に深めていける。
いろんな人と出会えるというのものも大きい。
体調管理をして、水分補給や日焼け・虫除け対策をして、迷惑行為をしなければ、困った時は助けあえる。

 

(PhotoすべてGreenMagic2017 静岡)

Photo 情報提供 株式会社リバース 古川俊一氏
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