「様々な姿で私たちを魅了してくれる古代からの宝物 瑪瑙(めのう)」

瑪瑙(めのう)は、仏教では「七宝」のひとつともされており、硬度が高めであることから、彫刻物の素材としても好まれていました。微細な結晶が集まって塊となっているために、ひとつとして同じものがなく、スピリチュアルな解釈としては、「リレーションシップを高める、調和能力を高める、家族や恋人の絆を強める」と言われています。

 

【七宝として大切にされてきた石】

「瑪瑙」という石をご存じでしょうか?
別名は「アゲート」「アゲット」などとも呼ばれています。この石は世界各地で産出されることから、古くから様々な用途で用いられてきました。
仏教では「七宝」のひとつともされており、硬度が高めであることから、彫刻物の素材としても好まれていたのです。

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【ひとつとして同じものがない模様を持つ】

この石の特色としては、「沢山の物質が集まって構成されている」という点があげられます。
成分は水晶と同じなのですが、微細な結晶が集まって塊となっているために、「ひとつとして同じものがなく、多種多様の模様が入っている」のです。
このような性質を持つために、スピリチュアルな解釈としては、「リレーションシップを高める、調和能力を高める、家族や恋人の絆を強める」というようなものがあります。

また、現れる模様によっても意味合いは変わってきます。
たとえば、「同心円状の縞模様」が出ている瑪瑙は「目玉石」「天眼石」などと呼ばれ、「魔除けのアイテム」として用いられています。特にチベットのものは有名であり、「ダライラマが身につけている」というエピソードも存在しているのです。

 

【まるで芸術品のようなその断面】

最近では、瑪瑙が持つ「断面の美しさ」にも注目が集まっています。
色々な成分が沈殿しているために、まるで「絵画のような断面が見られるものが多くある」のです。
それらは、説明されなければ、人工的に作られたのではないかと思えるほどであり、まさに「天然の芸術」です。これを利用して作られたのが「AGATE COASTERS」。
「瑪瑙を薄くスライスする」ことで作られた「コースター」なのですが、まるで木の年輪のようにも、美しい渦のようにも見える模様と、石の輝きから非常に人気を集めています。

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こちらのコースターには、さまざまな色合いがあるのですが、それも瑪瑙が持つ特質が関係しています。
微細な結晶が集まって構成されているために、目には見えない空間が存在しており、「染料を容易に染みこませることが出来る」のです。
そのために、様々な美しい色合いをもった瑪瑙が古代から作られていました。