似ているけれど、違うもの。
前回は、人間が持っている“特別”と思われるような“能力”について、少しだけ触れました。
今回は、このような状態について、どんなふうに考えたらいいのかな? そんなことについて書いてみたいと思います。
例えば、何か、人間の目に見えないものが見える、または気配を感じる、不思議な声が聞こえる、小さな頃から普通にそのような状態だったり、人生を生きている中でそのように変化したような場合、このような状態を、
[霊的感度が高い]、
という言い方をしておきましょうか。
そして……、人間的に常に穏やかで、安定していて、愛に溢れた言動を普通にする人がいます。
このような人の傍にいると、自分のエネルギーが浄化されるような、安心できるような、嬉しい気分になれるような、そんな気がします。
このような人は結構いますので、皆さんもすぐに、「あ、あの人みたいな人?」なんて思い当たることもあるかもしれませんねぇ。
常に波長を高く保っていますので、優しく、冷静で、それでいてその状態に無理がなく自然で、自分の芯に揺るがない愛を持ち、穏やかに維持できる人とでもいいましょうか……。
とても素敵な人ですね。
このような人を、仮に
[霊性が高い]、
と、ここでは言うことにしましょう。
このふたつは、言葉はちょっと似ていますが、内容はまったく違うのです。
霊性が高い人が霊的感度も高いということは十分ありますが、逆はなかなかないものです。
それほど、霊性を高めるということは大変な学びなのです。
そして、誰もが新たな転生のたびに、一生懸命学んで、少しずつ魂が覚えていくものなのです。
霊的感度の高さを、どのような想いで使うか、が重要なのです。
ですから、例えば目に見えないものが、見える、聞こえる、感じる、などがあったとしても、それだけではどうということではないのです
むしろ、(たまたまそのとき)心の中の“闇”の割合が“光”よりも勝っている人が、そのちょっと敏感な“能力”を意識して、ある目的のために使おうとしたとき、その人は、さまざまな低次の存在の影響を受けて、自分にも他人にも良くない現象を引き起こすという、よろしくない状況になります。とても安心、穏やか、とは言えませんね。
敏感という“能力”を持っているからどう、ということではなく、どのような想いを持って、どう使うか、というところが非常に重要なのです。
これは、その人の生き方そのものに関わってきます。
霊的感度が高い、ということは、霊性をより高めましょうというメッセージ。
[霊的感度が高い]ということが人生の中で現れてきたとき、それは、今世では霊性をより高めていきましょう、というメッセージであると私は考えています。
例えば、ヒーラーやセラピストを目指される場合、人の大切な人生に深く関わることになります。
その責任は大変大きいものです。
しっかりとした軸を持ち、クライアント様の笑顔を引き出していったり、幸せな人生になるように愛を伝えられるだけの霊性を育てていくことが必要なのですね。
訳の分からない感覚が知覚されると、とても不安にはなりますが、まず、何か目で見えないものが見えたり、感じたり、聞こえたりしてきたときには、自分の心の状態、想いや生き方を確認する作業からしてみましょうか。
高次の存在のメッセージを受け取るために。
~自分の心に向き合い、振り返るチャンス!~
もし、そのとき、目の前に現れている不思議な感覚や現象が、一見、高次の存在のメッセージではないかと思われるものでも、自分の心の中に光がなければ、また、エゴや欲、怖れ、不安、許せない想いなど、“マイナスの想い”が多くある状態では、まずそのような高次の存在のメッセージを受け取れる状態ではないのです。
特にエゴや欲というところでは、考えようによってはエゴではない、欲ではない、と解釈することも容易にできますね。
そして、波長の低い存在は、そういった心の弱さを突いてきますので、注意が必要だと私は考えています。
ちょっと難しい話になりましたねぇ。(^^)
霊的感度が高くなったな、今、敏感かもしれないな、と思ったら、また、自分の周りでなんだか不思議なことが起きるな、と思ったら、
波長はちゃんと高く保てているかな?
グラウンディングできているかな?(地に足がついているかな?)
気分よく過ごせているかな?
そんなふうに、まず自分の心の状況をまず振り返ってみる。
とても良いチャンスなんです。
私たちの魂は、光をどんどん強め、霊性を高めて、自分も他人も幸せな気分を一杯感じることができる、そんな人になれるのです。
素敵ですねぇ。
みなさまのもとに、素晴らしく佳き出来事がたくさんたくさん訪れます。
今日も最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございます。
ではまた……!
林真弓子
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