ホリスティックケア・プアマナの宇宙の法則・身体の法則 PART.41~膀胱と予期不安

横浜で女性のライフステージに合わせ、エネルギーワークとボディーワークの組み合わせたクリアリング鍼灸・マッサージの施術をさせて頂いているホリスティックケア・プアマナ(puamana)です。

膀胱の疾患が起こる原因とは?

膀胱の疾患は、炎症のある場合には特に怒りや憤りを溜めこみやすい傾向の方がなりやすく、炎症がない場合も不安感やコントロール欲求が強い方が多いことから、鍼灸だけではなく原因を特定して書き換えるクリアリングが功を奏しやすい症状の一つです。

心因性頻尿や過活動性膀胱炎などの炎症もなく、膀胱の機能にも問題がない場合の多くは予期不安に関係しているため、パニック症状にも発展しやすく、ホリスティックケア・プアマナに来られる患者さんの中にも、抗不安薬を服用されている方がよくいらっしゃいます。

標準的な治療としては、子供の場合には、抱きしめるなどのスキンシップを増やして安心感を与える一方で、ビタミン剤をお薬だと言って与えるプラシーボ療法でも効果が表れます。また、食事中に毎回トイレに行きたがるなどの初期の症状では、あと少し、食事が終わるまで我慢しようね、と声掛けをしてやはり安心感を与えると同時に、トイレにすぐに行くことができない環境で、少しずつでもトイレに行かない時間を伸ばしていき、「○○時間はトイレに行かなくても大丈夫なのだ」という感覚を心身の療法で掴む訓練を勧められます。

精神的緊張と「おねしょ」の関係

もっとも重要なのは、冒頭で申し上げたような予期不安や怒りの感情に対処することです。炎症を起こすのは、長子(長男・長女)や一人っ子が多く、過剰な責任感や失敗への恐れがその方の「愛」「自己評価」といった概念に歪んだ価値観を与えていることが多いようです。また、予期される失敗を避けるために用意周到に準備をしようとするあまり、自分にも他人にも環境全般に対しても支配的に振る舞おうとしてしまうケースもあります。
長子や一人っ子に多い理由として考えられるのは、親の未熟さからくる子供への接し方のバランスの悪さです。過干渉であったり、時に甘やかし過ぎたり厳しくし過ぎたりというしつけに対する一貫性の無さなども子供にとっては逡巡の原因となります。そのため、仕事の都合などで親が関わる時間が多く、過干渉であれば、第二子以降にも同様に発症します。

過剰な責任感や失敗への恐れは過度の緊張を生み、完璧主義にも陥りやすくなります。ひとたび失敗すれば自己評価は下がりますし、なかなか自信が持てなくなり、その気持ちが強くなれば内向的になってしまうか、もしくは親や年長者という弱音を吐くことが許されないような立場に立たされると自信の無さを隠そうとして高圧的に振る舞ってしまいます。

どちらも本心や恐怖心を自分の奥底に隠しているので、本人は辛く、些細なことであったとしても何か行動を起こすたびに緊張と葛藤を強いられます。

子供にとって「おねしょ」「おもらし」が大きな失敗と恥ずかしさ、時に辱めの象徴であるように、大人になっても「失敗」「恥ずかしさ」「辱め」の感情を膀胱が引き受けているのだと言えます。

社会生活を営む上で症状をコントロールするためには薬の服用などによる治療も必要ですが、根本的な改善のためにはカウンセリングの要素も含んだクリアリングが不可欠だと感じています。