不妊治療の知識で、アタマがてんこ盛り？

皆さま、こんにちは。アタナハクリニックの矢崎智子です。
私のところにいらっしゃる患者さまの中で多いお悩みのひとつは、お子さんができない（不妊）ということなのですが、今日はそのような患者さまを拝見していて、思っていることをお話しさせていただきます。

「妊娠は、カラダでするものです。」

は？当たり前でしょ？と、思われましたか？

ところが、「カラダ」でなく、「頭」（思考）で妊娠しよう、と思っている方が、とても多いのです。というより、長く不妊治療をしていらっしゃる方は、ほとんどそうなのです。皆さん、医者並みの不妊治療の知識をてんこ盛りに盛り込んで、ああでもない、こうでもない、と頭でなんとかしようとされています。当然といえば当然かもしれないのですが、ところが、それがワナなんですね。

もちろん、知識は大事かもしれません。でも残念ながら、それだけでは妊娠しにくいのです。かえって、妊娠から遠ざかってしまうことがほとんどです。なぜなら、「頭（思考）」を使えば使うほど、「カラダ」から遠ざかってしまうからです。

よくあるのが、子どもが欲しいといいながら、セックスレスになっているご夫婦です。もちろん、もともとそうだから不妊治療をしている、という方もいらっしゃると思いますが、そうではなかったのに、不妊治療のためにセックスの目的が子作りだけになってしまっていて、排卵日しかその機会を持たないとか、体外受精をしている場合は、もうそういう機会すらまったくなくて、体外受精だけをしていらっしゃる、という方も少なくありません。それが悪いとか、責めているわけではありませんし、そういう状態でも、体外受精で妊娠する方もたくさんいらっしゃると思います。

しかし、もし何年たっても妊娠しない場合は、やはり何か他の対策を考えたほうがいいと思います。やはりセックスレスとは、カラダからエネルギー（または意識）が遠ざかっていることだからです。

治療結果がなかなか出ない別の原因とは？

他の病気もそうですが、（体外受精までしていらっしゃるのに）妊娠したいのにできない、という状態が長く続いている方は、やっぱり理由があるのです。その状況によって学んでいる、何か深いテーマをお持ちです。

不妊治療だけじゃなく、他の症状や病気でも、いろんな治療を試したけど治療結果が出ない！という方は、頭（思考）とカラダが分離してしまっている方がほとんどです。カラダのエネルギーが抜けてしまって、抜け殻になっているような、カラダだけが別のパラレルワールドに行ってしまっている感じです。心ここにあらず、ならぬ、「カラダ」ここにあらず。カラダのエネルギーが「いまここ」にいないのです。

～続く～
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