「すべてのものを見通す力」
いつもありがとうございます♪植物のチカラであなたの美力UPをサポート♪アロマ&ハーブ美容研究家オノエリです。
年の瀬はなにかと忙しいですね。そんな時は、フランキンセンスの精油を使って心の平穏を保ちながら、ゆとりある美しさを引き出してみませんか?
フランキンセンスは、落ち着いた木の香りでどんな精油と合わせてもしっくりと馴染みます。古代エジプト時代では朝のお祈りの際に薫香として使用され、また瞑想時など心の平穏や静寂を保ちたい時にもよく使用されてきました。
フランキンセンスのエピソードは、イエス・キリスト誕生の際にも登場してきます。それは、イエス・キリスト誕生後、東方の三賢者がフランキンセンス、ミルラ、黄金を贈った際、イエス・キリストが選んだとされるのがフランキンセンスだからです。
昔から「すべてのものを見通す力」があるとされたフランキンセンスは、古代エジプト時代から太陽神ラーの象徴である「ウジャ」(ウジャは、すべてのものを見通すとされている目)にたとえられていました。その後、イエス・キリストがフランキンセンスを選んだことからも、イエス・キリストにすべてのものを見通す力が備わっていると人々は考えていたそうです。
ところで、忙しく、そわそわしている時って、ちょっとしたことでミスをしてしまいがち。そんな時に自分の顔を冷静に見てみると、余裕がなく活気のない顔をしているものです。私たちは、常に自分らしい輝きを備えています。日常生活の忙しさで輝きが曇ってしまうことも多いですが、心を鎮め、自分のスピリットを意識することで自分らしさを取り戻すことができます。フランキンセンスは、特に呼吸を深くし、リラックスしながらも冷静さを保つことができます。また、皮膚再生力がすぐれているため、くすみ、たるみ、お疲れ肌などにとてもオススメ。香りを全身で感じ、ちょっとしたお手入れで心に余裕ができ、ゆとりのある美しさを引き出してくれます。
この画像は、ドバイのスパイス市場で売られているオマーン産とソマリア産(手前奥2つ)のものです。精油になる前のフランキンセンスで樹脂が固まった状態のもの(トップ画像)。この状態から水蒸気蒸留法などで精油となります。
★フランキンセンスの魅力★
■英名:Frankincense
■学名:Boswellia carterii
■科名:カンラン科
■原産国: オマーン、ソマリア、エチオピア、イラン、レバノンなど
【呼吸器】皮膚や粘膜の炎症に働きかけるため、特に呼吸器系にオススメ。咳、痰、風邪、気管支炎、喘息、咽頭炎など粘膜の炎症を鎮めてくれます。【肌】皮膚再生促進作用や皮脂分泌のバランスを整える作用があり、乾燥・敏感・老化肌などあらゆる肌にオススメ。
【フランキンセンスの香りを楽しむ】
精油は1つの香りを楽しむより、数種類をブレンドすることで香りの相乗効果が生じ、1+1=2以上の効果を感じることができます。香りのブレンドは無限大にありますが、オススメの一例をご紹介させていただきます!
■ディフューザーなどで香りを焚く場合
フランキンセンス5滴、ベルガモット3滴、ローズウッド2滴
【フェイシャルトリートメント用オイルを作る】
■トリートメントオイルを作る
・小皿にホホバオイルなどの植物オイルを10ml入れ、フランキンセンス1滴、ベルガモット1滴を入れて完成。
手のひらにオイルをとり、香りを楽しみながら深呼吸を数回し、鼻から香りが全身へとめぐる感覚を楽しみましょう。メイクを落とした状態で、オイルでフェイシャルマッサージをしましょう。
フランキンセンスで、平穏な心を保ちながらゆとりある美を引き出し、楽しい年末年始をお過ごしください(^.^)
*2013年最後の記事となります。Trinity読者さま♪記事を読んでいただきありがとうございました(^.^)心より感謝でございます♪2014年、皆さまにとってすばらしい年となりますように。