草野仁さんキャスター歴46年の集大成!話し方で!人間関係と人生が変わる!『話す力』

話し方で人生が変わる!

実は「聞く力」よりも「話す力」のほうが圧倒的に需要が高い。
アナウンサー、キャスターとして活躍中の「話す」ことのプロである草野仁さんが、「話す力」をつけるための本を出版!いよいよ真打の登場です!
草野氏が初めて明かす話し方の極意といっても、難しい話はありません。松井秀喜さんや、黒柳徹子さん、水道橋博士さん、千原ジュニアさんら、スポーツ界や芸能界などの著名人のさまざまなエピソードを例にとって、本当に上手な話し方を紹介。為になって面白い一冊で。
話し方を変えたら人生が変わります!
話し方のプロの草野氏が考える、スピーチ、謝り方、雑談力、さらには人との接し方まで、話し方の全てを教えます。

今だから話せる、著名人のエピソード!
本誌では松井秀喜さんをはじめ、黒柳徹子さん、吉永小百合さん、水道橋博士さん、千原ジュニアさんら各界の著名人の「話し方」にまつわるエピソードを紹介。
また、ワイドショーのキャスター時代、リポーターたちを「草野流の話し方」で鼓舞してオウム事件の真相に迫った話など、ここだけの話も満載です!

プロが語る上手な話し方のコツ

① 挨拶
・挨拶はなるべく自分から先に!
・上の立場の人こそ、先に挨拶をする。川上哲治さんも、吉永小百合さんも実践しています!
・食事をともにしたら、お礼の電話を翌朝一番にかける

② 謝り方
・怒られたら、まず「すみません」と謝る
・わからないときは、「すみませんでした」の後に、「教えてください」をつける
・こちらが悪いときは、即刻、誠意を尽くして、心から謝る。そうしないと大問題に発展する場合もある。

③ 苦 手な人との接し方
・話の合わない人は、話を聞き出す練習台だと考える
・価値観が違ったり、知らない話題が出たりしても、相手を否定しない
・反対意見を言うときは、相手の考え方をいったん受け入れてから先を続けるとうまくいく
・関係が悪化したときは自分から歩み寄る

④ 雑談力のつけ方
・深い「たて軸」と、広く浅い「よこ軸」を意識して情報を集める
・大事なデータや数字は記憶しておく。聞く人は驚き、説得力も増す
・何でも自分で調べる習慣をつけると、記憶しやすくなる
・上司や先輩、友人の誕生日や子どもの年齢などは覚えておく

⑤ スピーチ
・具体的かつ個人的なエピソードを入れる。説話などは使わない
・スピーチは3分以内におさめる
・大事なことを言う前に、少し間を取る
・「あの-」「えーと」は、「そうですね」「そして」に変えると、うまく聞こえる

⑥ 人を鼓舞する
・褒めるところは褒めてから、直した方が良いところを指摘する
・わずかなことでも褒める
・人への指示は、わかりやすい表現、端的な言葉を使う
・「一生懸命やっていることを見てくれている人がいる」とわからせる

などなど、役立つ納得の「教え」が盛りだくさん!

 

●話を広げる達人 浅草キッドのお二人
NHK の転勤の多さについて説明していたら、「後輩の松平アナはどうですか?」とお二人から質問が。「彼は『その時、歴史が動いた』って言っているけど、自分は動いていないよ」と返すと、
「お見事!」。相手が言いたいことを瞬時につかんで質問してくるお二人です。

●日本一の「雑談力」 黒柳徹子さん
黒柳さんの雑談力を支えているのは勉強量。『世界ふしぎ発見!』では解答者全員に1週間前に大まかなテーマを教えますが、黒柳さんだけが事前に6冊位の本を読んできます。収録終了後プロデューサーと私に、その本の話などを毎回数時間もレクチャーしてくれます。ときには深夜にまでおよびます…。

●「話し上手」といえばこの人 千原ジュニアさん
彼の素晴らしさの1つは観察力。ある芸人さんに私が「あなたは話の中に『あのー』という言葉が多すぎる」と言いました。その方は言い訳を始めましたが、ジュニアさんがすかさず「草野さんが言った矢先に「あのー」を5回も言った!」。集中力も観察力も抜群です。

●聞く人の心を打つ言葉の力 松井秀喜さん
松井さんの言葉には「このことだけは相手に伝えたい」という強い気持ちが入っています。大けがをしても、「失敗からしか学べないものがある」と断言します。大けがさえも、学ぶ材料とする松井さん。大ファンである私はNY での引退セレモニーにも駆けつけました。

●たとえ話を研究した 川上哲治さん
川上さんが監督時代、選手に同じ話を繰り返すと、だんだん聞かなくなったそうです。そこで川上さんは禅を学び、禅に例えて野球の話をしたら、選手が態度を改めたとのこと。それ以降、川上さんは釣りや庭石の研究もしたそうです。

●ご挨拶で心をつかまれた 吉永小百合さん
映画のロケのときのこと。現場に着いた私に、吉永さんが駆け寄ってきて、「今日はお忙しいのに本当にありがとうございます」と深々とお辞儀。大女優なのに飾らない態度、そして駆けつけてくれた行動力。本当に見事で、完璧に心をつかまれました。

他にも、石川遼さん、若の里関、上沼恵美子さんら著名人のエピソードを多数掲載!

 

■ 著者プロフィール
草野 仁(くさの・ひとし)
1944 年満洲(現・中国東北部)
新京市生まれ、長崎県育ち。
TV キャスター。東京大学卒業後、NHK に入社。主にス
ポーツ・キャスターとしてモントリオール五輪、レークプラジッド五輪の実況中継やロサンゼルス五輪のスタジオ総合司会を務める。85 年NHKを退社し、フリーのTVキャスターとなる。現在出演中の番組に『世界ふしぎ発見!』(TBS 系全国ネット)、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系全国ネット)、『草野仁のスタジオGate J.』(グリーンチャンネル)など。「長崎がんばらんば国体2014」の式典アドバイザーも務める。