アトピー改善 PART.14「絹(シルク)の力でアトピー改善」

いつもありがとうございます。東洋医学総合整体師の早出正人です。絹(シルク)とアトピーの意外な関係をお伝えします。

絹には不思議な力がいっぱい

アトピーは「水」のエネルギーが悪さをしている病気です。東洋医学では「水毒」と呼ぶこともあります。アーユルヴェーダではカパというエネルギーが悪化した病気とされています。絹にはカパを鎮める働きがあると、昔から言われています。アーユルヴェーダの伝統的な療法に「ガルシャナ」という方法があります。絹の布で皮膚をこする乾布摩擦のようなマッサージ法です。血行を良くし、毒素を排出し、過剰なカパを鎮める効果があります。これは同じくカパ性の疾患といわれている肥満や喘息にもよいとされています。
アトピーで皮膚に炎症がある場合は強くこすることが出来ないので、絹布を巻いたり、絹製の衣服を身につけたりすることでも効果があります。

体験と実感

絹布をアトピーの肌に巻くとサラサラ、ひんやりしてとても気持ちがいいです。保温性、通気性があるので常に一定の状態が保たれます。私が一番気に入っている点は、洗濯をしてもすぐに乾くことです。汚れたらすぐに洗い、干すと1時間もかからずに乾くので洗い替えは2枚か3枚あれば十分です。常に清潔に使用できます。

★絹の特徴
・絹のアミノ酸の構造は人の肌に近いといわれ、そのため肌によくなじみます。
・絹は通気性、保温性があるので肌との空間を常に最適に保ちます
・絹は紫外線を吸収し、紫外線から肌を守ります。
・絹表面は拡大して見るとたくさんのデコボコや穴があります。古い角質や毒素を吸
 着し解毒をうながします。
・絹は綿よりも3倍早く水分を発散し、サラサラした肌触りが特徴です。皮膚呼吸も
 活発になり、毒素を排出しやすくします。

アトピーと絹は相性バツグン

カパを減らし、デトックス作用がある絹はアトピーと相性がよいといえます。絹の衣服を身にまとい絹のようなしっとりサラサラの肌を目指しましょう。また、アトピーと同じカパ性の病気には肥満とうつ病があります。カパが悪化して体が重くなった状態が肥満です。カパが悪化して心が重くなった状態がうつ病です。これらの疾患にも絹は最適といえます。私たちの体にエネルギーのバランスが存在するように、環境や物にもそれぞれエネルギーのバランスがあります。身につける衣服でエネルギーのバランスを整えることは十分に可能なことです。同様に、アロマや音楽、パワーストーンなどのエネルギーを生活の中で利用することもとても価値のあることです。体験しながら、また楽しみながら日々の生活をよりよいものにしていきましょう。