アトピー改善 PART.12「やる気がでません。どうしたらいいですか?」

いつもありがとうございます。東洋医学総合整体師の早出正人です。

やるべきことが分かり、やりたいことがたくさんあるのだけれど、なかなか重い腰が上がらない。
行動することの大切さが分かり、目の前のチャンスをつかみたいのだけれど、一歩が踏み出せない。
それは、目と心臓のピッタ(火の力)が弱っているからです。
まず、目の前の物事を把握するのが目の役割。そこから「さあやろう!」といった願望を作り出し、実際に行動に移していく力を与えるのが心臓の役割なのです。

★目と心臓に火をつけろ!

アトピー改善、脱ステは長期戦です。1日ダラダラ過ごしても1日です。
同じ1日でも、運動をおこなったり、しっかりと食事を作ったり、身の回りをピカピカにしたり、本を読んで学んだり、新しいことにチャレンジしたりする方が、よりよいことは誰でもわかっていることでしょう。ただ、できないというだけです。目と心臓に火が灯ったなら、這ってでも行なうようになるでしょう。それが病気に打ち克つことです。

【目と心臓に火をつける方法】
①海の塩の力
アーユルヴェーダでは岩塩と海塩を使い分けます。
通常は岩塩を料理に使いますし、いつも岩塩をおすすめしていますが、ここでは海塩をおすすめします。
海の塩は目や心臓のピッタを上げます。塩分が不足すると無気力になると言われています。代謝機能も正常にはたらかなくなります。
ピッタというのはメカニズムを生み出すエネルギーのことです。
良質な海塩を摂取することで、やる気スイッチをオンにしましょう。
アーユルヴェーダの生まれたインドと日本では環境の質が違います。年中暑いインドはピッタが強いので、ピッタが上がり過ぎないように岩塩を使う方が好ましいのでしょう。
その点、日本の場合はカパが強い環境です。海の塩の方が向いているのかもしれません。
日本には四季があるので、岩塩と海塩を使い分けることもできます。
もちろん病気の質によっても使い分けるとよいでしょう。

②お白湯
消化力が落ちていると、心も体も重くなります。温かいお白湯を飲むことで心も体もスッキリ軽くしましょう。
温かさが軽さを生み、軽さが明るさを生み、明るさが行動を生みます。
甘い飲みものはよくありません。コーヒーなどの刺激物はその時は軽さを生んだ気になりますが、長い目で見たときに本来のピッタの力ではないことに気がつくでしょう。
コーヒーの場合はラジャスという偏った質のことです。

③なつめ(デーツ)
食べ物の中で一つ選ぶとしたら「なつめ」が理想的でしょう。アーユルヴェーダの食材店でもよく見かけます。
薬膳でも心のはたらきを高め、気力を充実させるものとされています。
昔から脳の働きをクリアにし、活力を生み出すのものされ、かのナポレオンも食べていたと言われています。
なつめをやわらかく煮て午後のおやつに食べるとよいでしょう。

④その他のおすすめ食材、ハーブ
・アシュワガンダ
・エゾウコギ
・ガラナ
・マカ
いずれも、集中力を高め、ストレスに強い体を養うものです。

⑤オイルマッサージ
自分自身でおこなうオイルマッサージは自分の内面と向き合う大切な時間です。
使うオイルはセサミオイルがよいでしょう。体を温め、ピッタの力を正常にします。
炎症部分に直接オイルを塗ると、痒みが増しますので、炎症がない部分、例えば足の裏だけでも十分です。
皮膚から浸透しますし、何より自分の内面と向き合う時間が大切なので、落ち着いた環境でセルフマッサージをしてみてください。

以上、アーユルヴェーダ的やる気スイッチの入れ方です。
目と心臓に火がついていないと、価値ある情報に触れても、なんとなくやり過ごしてしまいます。
「大丈夫?聞いてる?」
「今、すごく大事なこと言ったんだけど」
「メモ取らなくてもいいの?」
このように言われないように、メラメラと燃えてみてください。