心が楽になる幸せ体質の作り方 PART.3~喉のつまりと自己表現の関係性

前回は第4チャクラと姿勢の関連性についてご説明しましたが、今回は喉にある第5チャクラに注目していきたいと思います。第5チャクラは自己表現やコミュニケーションといった他人との関わりの中で欠かせない役割を担っています。

喉がイガイガしたり痰が絡んだりしていないのに咳が頻繁に出るという経験をされたことのある方も少なくないかも知れませんね。そもそも咳は体内に侵入してきた異物を体外に排出するために出るものですが、この場合は物質的なものは何も侵入していません。

では、何を体外へ排出しようとしているのでしょうか?それは、飲み込んでしまった自分の本当の気持ちであることがほとんどのようです。

本当の気持ちを表現したいのに、「こんなことをいってはいけない」というような思い込みが邪魔をして、その気持ちを抑え込んでしまいます。そうすると体にとっては出ていくはずだったものが戻ってくるのでまた押し出そうとします。それが咳となって現れるのですが、あまりにも長期間において我慢し続けていると、今度は咳ではなく喉の辺りに梅干くらいの大きさの塊が引っかかっているような感覚が出てきます。

その症状を東洋医学では「梅核気(ばいかくき)」といいます。最近では「ストレス球」と呼ばれることもあります。この塊は物質的には存在していないのですが、本人にとっては喉のつまりで息苦しささえ感じてしまうほどに厄介なものです。

更に、第5チャクラはコミュニケーションの役割を担っているため“話す”だけでなく“聴く”こととも深く関係しています。梅核気が出来るほどに第5チャクラが滞ってしまうと自分に向かって放たれたポジティブな言葉は聴き取れず、ネガティブな言葉ばかりが耳に入ってくるようになってしまいます。ネガティブな言葉が入ってくると自分が発する言葉もやはりネガティブなものとなり益々コミュニケーションが円滑にいかなくなります。また、肉体的には首の筋肉が硬くなりますので、最近話題の首こりが原因のうつ症状にも繋がります。

本来なら自己表現やコミュニケーションを通して、夢や目標を現実に創造していく機能をもっているチャクラですので、詰まりを掃除する方法をみつけて習慣的に行うのが良いですね。その方法としては、家族や信頼できる友人に抱えている問題を全て話してしまうことが一番の解決策だと思いますが、それが出来ないから梅核気まで作ってしまうほど我慢し続けてしまったのですものね。話が出来る日は必ず来ますので焦らずに、まずは自分で出来るセルフケアから始めてみましょう。

まずは首のストレッチです。胸の前で手を交差させて右手で左鎖骨を左手で右鎖骨を下に引くように指をひっかけます。そして、舌をおもいっきり天井の方に伸ばします。そうすることで喉の奥にある筋肉や首の筋肉が伸びますので、梅核気のあるところが広がり呼吸がしやすくなります。そして、セルフケアで最もオススメなのは叫ぶことです。カラオケボックスや車の中で、言葉にしなくても良いので「自分の本当の気持ち」を感じながら、それを声に乗せて吐き出すように叫んでみてください。体内に押し込めた気持ちを解放するだけでも、心と体がふっと軽くなるのを感じられると思いますよ。

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