「宿命」は変えられない~なぜ、今の誕生日を選んで生まれて来たのか PART.10-①

地上で生活しながら天界とつながることで
幸福感に包まれる

人間生きていると物欲が強くなってきます。
その物欲を追求すればするだけ、心が満たされていないこともあります。

ある日、追い求めている物を手に入れ、自分が期待していた物でなかったりすると、不良品を掴まされた気分になり、期待はずれで自分を責めたり、誰かを責めたりすることもあるでしょう。
例えば、念願の家、高級車、ファーストクラスで行く旅行、自分の結婚式、高級と名のつく物……。

念願のマイホームを買うときに現金で購入する人は少ないでしょう。
まず、頭金を貯め、銀行からお金を借り、ローンを組みます。
銀行から数千万借り入れ、毎月銀行へローンの返済をしていくことでしょう。購入したときは自分の城を手に入れた気持ちで嬉しくて、毎日が幸福の連続なはずです。

しかし、数年もするとその幸福感を味わえなくなる人もいます。また、毎月のローンの返済、さらには子どもが生まれて数年経つと、壁に落書きしたり、玩具で一杯で整理整頓が出来ずに、不満が増えていくことさえあるでしょう。

ここで、私たちは何の目的のために生まれ変わったのか、もう一度考えてみて下さい。
私たちは肉体という身体を借り、魂をその身体に吹き込み、前世で自分の取った行動の結果として「カルマ」「業」「因果」を断ち切り、解消するために生まれ変わっています。

多くの過去生であらゆる体験をしてきています。

人によっては、何度も僧侶として、社会からかけ離れた生活をしていた人、商売をしていた人、自然の中で農業をしていた人、王様、王女様であった人、貴族であった人、教師だった人、漁師だった人……。
それぞれ、自分にあったカルマの解消のために生まれる場所を選び、家族を選び、環境を選んで来ています。

人類が誕生して食べることだけを意識して生きた時代から数千年に掛けて、今の時代はボーダーレスになってきています。

200年以上前の世界は権力があるものが、すべての物質を欲しいがままにしてた時代でした。

フランスでも人口の5%ほどが、高級貴族のために高い税金を払い、食べる物もなく、また、自由な発言させえも許されていませんでした。

日本でも「士農工商」制度があり、ほどんどの人が農民で生きていた時代がありました。参勤交代で地方からお殿様が下々の人々を引き連れて都で年貢を持って行く際、土下座して頭を下げていないと、刀で切られてしまい「切捨て、ごめん」と言うだけで罷り通る時代でした。

しかし、今の私たちはやりたい仕事に就こうと思えば実現する時代です。
それも多くの仕事を選択できる時代です。

~つづく~

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