神さまに導かれ、4か月で人生を劇的に変える~心と身体の引き寄せの法則 ~魔女の血と作家・カリスマヒーラーとの出逢い~ Vol 48

引き寄せ

温かい紅茶を飲むと、やっと涙が落ち着きホッとした瞬間でした。
マダムシェフが突然、ふうと深い呼吸をしてこちらに顔を向けました。

「ユリちゃんに紹介したい人がいるの? 今日この後、時間はあるかしら?」

「今日はレストランでご飯を食べる予定しか入れてないので、大丈夫ですよ! どなたですか?」

「私は、シェフでもあるけど、ヒーラーでもあるの。ヒーラーってユリちゃんは会ったことがないかもしれないけど、エネルギー療法というのかしらね。身体を見るだけで、その人の悪い部分が分かって、エネルギーを与えて治療することができるのよ。私には病気の母がいて、どの病院に行っても治らなかったのだけど、今のヒーラーの先生と出逢って、母は回復したのよね。それまで私もとてもヒーラーなんて存在は信じられなかったけど。その先生は、一般の人はとても会えない存在だけど、ユリちゃんには特別にその先生と会って欲しいのよね。今日は、ちょうど先生が診療をする日で、全国各地から患者さんが訪れるから。ユリちゃんの世界がまた変わると思うのよ。だってあなたって気が付いてないかもしれないけど、魔女的なオーラが溢れているもの。ヒーラーの能力もあなたは生まれもっているわ。」

私は、マダムシェフの言葉をポカーンとしながら聞いていました。
「ヒーラー」なんて怪しげな言葉を聞いたのも人生、初めてでした。
でも、せっかくの体験だし、行ってみようと思い、そのレストランをマダムシェフと一緒に出発しました。

 

●作家・カリスマヒーラーとの出逢い

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桃源郷のような大きな庭園を潜り抜けると、大きな湖が出てきました。
「本当にここは私の知っている場所なのだろうか?」と思いました。
小さい頃から、この場所に訪れていたけど、こんな場所は見たことがありませんでした。
パラレルワールドでここだけ世界が違うのでないか……とブツブツと色々な考察をしていると、大きな森の中に、美術館のような建物が現れました。

マダムシェフは建物の前につくと、「強力な磁場の場所だから、身体が慣れるまでグラグラするかも!」と話してくれました。
入口に入ると、圧倒されて腰を抜かしました。
大きな木の神さまを掘っている彫刻があったからです。

「なんですか……これは??」と話すと、マダムシェフは
「バリ島にあるとても神聖な木で、バリ島の一流の職人さんに作ってもらったのよ。すごいエネルギーが出ているのが分かるでしょう? ヒーラーもこれと同じなのよ。手からエネルギーを出して、治癒するのよ。さあ、先生の診療が始まるから行きましょう!」

そう言って、マダムシェフは長い廊下を小走りで走りました。
私は、その長い廊下に掛かっている絵画の数々がとても気になりました。
絵の一つ一つからエネルギーが溢れていて、話しかけられているような気分となりました。
そうして、長い廊下の奥に光っている部屋がありました。

その部屋からはあまりにも強いエネルギーが溢れているのが分かりました。
光のその奥に辿り着き、部屋に入った瞬間50名ぐらいの患者さんで溢れていました。
そこには、子どもからお年寄り、若い男女、40代のご夫婦など、全世代の男女がいました。
マダムシェフが「ここに座りましょう」と話しかけてくれて、部屋の隅にちょこんと座りました。

その部屋は、宇宙空間のような無磁力のようなふわふわと浮く感覚がしました。
部屋の全ての材木が見たことがない建築様式をしていました。建物の中にいるけど、自然の中にいる感覚のようでとても眠たくなりました。

すると、奥からカリスマヒーラーと言われる先生が出てきました。
その先生はまるで浮世離れしていて、この世界のどこにも存在していないような不思議な感覚がしました。

 

●世界はいつも世にも奇妙な物語で溢れている

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先生の公開ヒーラー施術が始まりました。
身体に手を当てないで、上下左右に手を動かし、エネルギーを与える施術をしていました。
私は、未だにヒーラーには半信半疑だったので、こっそり隣にいた女性に話しかけました。
「あの、私は患者ではないんですが、連れてきてもらいここに来ました。先生の施術を受けて、良くなるのでしょうか?」と話しかけると、彼女はとても驚いた顔で私を見ました。

「……あなたは凄い人ですね! 患者さん以外で先生の施術を見ることはできませんよ。何ケ月も診療待ちなのに! 私はもう半年ぐらい通っているけど、だいぶ身体の調子が良くなりました。看護師をしていたけど、いつしか身体が疲れ果ててしまい、働くことができなくなってしまったのです。うつ病とかではないのですが、原因不明でどうしたらよいか分からないところ、先生と出逢い、お世話になることになったのです。」

私は、彼女の話を聞きながら、先生の施術を見ました。
時間が止まったような部屋で、ただ黙々と、施術をしている先生の姿は、私にとってはとても不思議な時間でした。
彼女はまた堰を切ったように私に話しかけてきました。
「先生は、本の作家でもあり、社会的にも絶大な知名度がある方なんですよ。良かったら、先生の本があるので、読んでみて下さい。」と言われ、一冊の本を頂きました。

昔から、本を読んできた私は速読が得意なので、惹きこまれるように本を読みました。
そこには先生の生い立ち、経歴、なぜヒーラーになったのか、これまでの波乱万丈な人生が綴られていました。本を読みこんでいると突然、マダムシェフが「先生、今日は不思議な女性のゲストをお連れしたので、連れてきました! みなさんに紹介しますね!」

そういって、私の手をとりました。
先生も患者さんも一斉にこちらを見ました。
息ができないような瞬間でした。
心の声は(レストランでご飯食べに来ただけなのに~)とパニックな声が溢れていました。
本当に今でもあの息をのむ瞬間を忘れられません。

ボブ・マーリー
ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ。
When one door is closed, many more is open.

上野ユリ

 

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