本物の獣医の選び方~膝蓋骨脱臼の治療とは~愛犬との出逢いは運命の赤い糸で結ばれているvol.1

私には、「命」を救ってくれた愛犬がいます。
その犬との出逢いがなければ、私は今こうして生きてはいないと思います。
愛犬との出逢いは「神さまがくれた最高のプレゼント」です。

私と愛犬には闘病生活3年間の軌跡があります。
そこで獣医さんからたくさんの事を学んできました。同じように愛犬の病気や飼い方、病院選びなどでお困りの方に伝えていこうと思っています。

 

●運命の赤い糸で結ばれた愛犬との出逢い

大切な親友を亡くした私は、仕事が休みの日になると、フラフラと色々な場所に行っていました。
その時にペットショップを見つけて、入ったのが運命の出逢いでした。
その時、愛犬は私を一目見た瞬間に走ってきて、すぐさま膝で眠りました。
ペットショップの方が、「この子はあまり人になつかないのに珍しい!」と驚いていました。

愛犬(レイちゃん)は、生まれた時から先天的に足が悪く膝蓋骨脱臼という病気を持っていました。
膝蓋骨脱臼とは、歩くときに骨がそのたびに、外れるので普通に歩くことができない、またそれは手術以外で治す方法もなく、専門医ではないととても難しい手術だということでした。
ペットショップでも獣医に見せたけど、手術をしても再発の恐れが高い、難しいなどで、そのままという状態となっていました。

なので、私とレイちゃんが出逢った時、レイちゃんは膝蓋骨脱臼グレード4という手術困難な状況にまで足の状態は悪化していました。

 

●小型犬に多い膝蓋骨脱臼とは?

膝蓋骨脱臼は英語表記ではpatellar dislocationもしくはpatellar luxationと訳されることが多く、通称パテラの名前で知られています。
膝蓋骨脱臼とは、膝蓋骨(ヒザのお皿)が正常な位置から外れてしまう進行性の病気です。
小型犬にとても多く見られる病気です。

◎進行状況・症状◎
グレードⅠ
膝蓋骨は押すと脱臼するが通常は滑車溝に収まっている。
普段は無症状だが時々症状がでる。
グレードⅡ
膝蓋骨は自然に脱臼と整復を繰り返している。
無症状から重度の跛行まで様々な症状。軽度の骨格変形。
グレードⅢ
膝蓋骨は用手で整復できるが通常は脱臼している状態。
骨格の変形が目立ち歩き方が異常となる。
グレードⅣ
膝蓋骨は常に脱臼しており、整復もできない。
骨格の変形が重度で患肢を全く使用できないケースもある。

グレード4のレイちゃんは引き取り手もいなく、このまま売れ残ってしまうと殺処分になる可能性もあるワンちゃんでした。
だからか、出逢った時は全く笑わずに、目も虚ろで「生きているのか、死んでいるのか」も分からないような顔つきでした。

でも不思議なことに、そのレイちゃんの表情が今の私の顔とそっくり同じだということに気がつきました。