NO3 春の季節の祭り 二十四節気と端午の節句の食べ物

4月の大きな祭りはありませんが、桜咲くこの時期に年度替わりの行事があります。
我が孫ちゃんも新1年生でスーツを新調しました!
これから卒業式・入学式・入社式などの行事があります。

たくさんの教えをいただいた恩師や、泣いたり怒ったり笑ったりして仲良くした友達とも一旦お別れをして、新しいお出会いをワクワクでむかえたい時期ですね。

 

あなたは、ココロにどんな種を蒔きますか?

未来の収穫をイメージして、言葉・態度・環境を整えましょう。
まずは、畑(ココロ)の整理はいかがですか。

・春分(しゅんぶん)3月21日
寒さが終わり、あたたかい季節の始まりです。
昔の農家さんは、この頃に種まきをはじめていました。
ご先祖様に手を合わせ、日々の幸せに感謝をしましょう。

・清明(せいめい)4月5日
自然の万物が春の陽光を受けてイキイキとして躍動感があり明るい時です。
桜前線で日本中がお花見やら宴会やらでにぎわいますね。
咲き始めは沖縄の2月から、北海道の5月まで桜が咲き続けます。
南から北まで日本列島は長いわ!
桜餅も関東と関西では違っていておもしろいです。

・穀雨(こくう)4月20日
田畑をうるおし、穀物の成長をうながす天の恵みの雨が降ってくる時期です。
桜が散り、緑が鮮やかになり、東の風が強くなります。
山菜も芽吹いてきています。畑(ココロ)の整理はすんでいますか。

・立夏(りっか)5月6日
暦の上では夏の始まりです。一般的には入梅前までを春としています。
梅雨に入るまでの新緑のさわやかな香り、やさしい風、あかるい日差しが感じられます。
お散歩も楽しい時期です。山菜や野草を採りに行き、この時期だけの贅沢天ぷらや佃煮、お浸しをたべて血液の浄化をして夏の準備をしましょう。

・小満(しょうまん)5月21日
麦の穂など草木が成長して行く時期で元気がみなぎっている感じです。
気温が高くなり少し動くと汗ばむくらいになります。
水分補給には、はちみつレモン・梅酢ウオーター・塩番茶などでミネラル・ビタミンを補給しましょう。

 

日本特有の雑節:八十八夜

立春から数えて88日目のことを言い、今年は5月2日になります。
この日を過ぎれば遅霜の心配が無くなり、農作業が本格的に始められる節目の日です。
この日に摘んだ新茶を飲むと3年寿命が延びるそうです。
若々しい芽吹きの生命力を取り入れると心身も良いことがあるということでしょう。

「夏も近づく八十八夜……野にも山にも若葉がしげる……」
子供の頃の手遊び歌を思い出しました。
もうすぐ夏の始まりです。
湿度も高くなります。
食べ物を腐らせないように傷みやすいモノ(干しシイタケ・切り干し大根・車麩など乾物類)は早めに食べましょう。

 

端午の節句の食べ物

端午の節句は「男子の成長を祝い、立身出世を願う」という意味と思っていましたが、このようになったのは江戸時代からということですよ!

古代中国の旧暦5月5日の邪気払い行事と、日本の早乙女達がショウブやヨモギで厄をはらう行事が結びついたそうで、元は邪気や厄をはらうための儀式だったのですね。

菖蒲湯にはいり、柏餅やちまきを食べて祝う祭りです。
今は、簡単に節句のケーキで済ますことが多いのではないでしょうか。
現代は、子供中心に言うことを聴いてあげて、好きなことをさせているように思います。
伝統的な食育を伝えて、見えないココロを健全に育むようにしたいものです。

日本人のカラダとココロとタマシイをつくってきた和食のシンプルな食事は、ご飯を主食にして季節の野菜海藻を発酵食品の味噌汁に入れてのみ、漬け物にして食べてきました。
旬の素材で季節を味わう贅沢を感じられる、この感性を大切にしていきたいとおもいます。

食事を整えて、身体の中から美しく幸せで健康に暮らせますように。
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