新陳代謝促進・疲労回復!! 梅干しの健康と活用術をご紹介!!

もうそろそろ、梅が出てきます。今年は梅干しの手作りを楽しみませんか。

日本で初めて梅干しを食べて病気を治した人

梅の原産地は、中国とも日本とも言われているようです。
奈良時代(710年~)には、生で食べられていた!と言うから驚きです。梅の実を干して黒くした燻製を漢方薬「鳥梅うばい」として、解熱、下痢止めに使われていたそうです。

平安時代(794年~)では、塩だけで漬けた梅干しの元祖「黄色い梅干し」が登場し、村上天皇(926~967年)がこの梅干しで病気が良くなったというお話が有名で、この時から梅干しの効能が広がり健康食品として知れたのです。

鎌倉時代(1185年~)は、お坊さんの茶菓子、酒のつまみ、食事に利用され、室町時代(1336年~)になると武士たちに広まり、食事の時に梅干しを食べて健康維持に使われていたようです。戦国時代(1467年~1573年)になると、傷の消毒、口の渇きを癒したり、伝染病の予防に、身体の調子が悪い時、腰に付けて「梅干し丸」を携帯し利用されていたそうです。

江戸時代に入り(1603年~)赤紫蘇で漬けた赤い梅干しが登場し、梅売り商人が登場して一般庶民に広がったようです。
梅と昆布に熱いお茶を注いで「大福茶」飲料として病を治したそうです。

このお茶は、今の自然食の人たちが利用している梅ショウ番茶の元祖と言う事かしらね。庶民が梅干しを食べるようになったのは、江戸時代からと言うのですから、その前は貴重な品だったようですね。
その効能が、現在も利用されて、酸っぱい梅干しは大活躍です。

塩梅と書いて按配あんばい、丁度良い味加減のことを言います。
梅と塩と赤紫蘇が織りなす効能とは、一体なんでしょう。

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