すぎやまこういちさん
2021年9月30日、すぎやまこういちさんが亡くなったそうです。という情報を、さっき知ったばかりです。驚きました。
すぎやまこういち先生と言えば、世界中の人が知っているであろうドラゴンクエストの作曲家です。
僕も小学生のころから、ずっとドラゴンクエストが大好きで、それこそ小学生ながらにカセットテープを持っていたり、熱狂的なすぎやま先生のファンでした。
僕の出身小学校卒業式は記憶が確かなら、在校生が卒業生に『この道わが旅』(DQⅡ)を縦笛演奏して送り出していたと思います。
すぎやまこういち先生の音楽は、それほどまでにすごいんですよね。
むかしむかし、ゲーム音楽を作っている作曲家たちは、音楽家の中では差別対象というか、下っ端というかそんな空気感があったきがします。
でも、今では「ゲーム作曲家になりたい!」という人が多いですし、ゲーム音楽の立場は以前とは真逆になりました。
そのきっかけとなった音楽が僕はドラゴンクエストだと思っています。
厳密には、すぎやま先生はゲーム音楽だけを作っていた人ではありません。
しかし、少ない音色で壮大な世界観を奏でて世間をアッと言わせた功績は事実だと思います。
僕がすぎやま先生を尊敬しているのはドラクエが良い曲だから、というだけではありません。
ゲーム音楽という異端の存在を世界に認めさせた事がやはりすごいと思うのです。
別にそれをすぎやま先生が意識していたかどうかはわかりません。
でも、もし、今、自分の立場が世間に認められていなくても、もしくは差別的扱いを受けていたとしても、大逆転できる可能性はゼロではない。全力で取り組め……。僕は、すぎやま先生からそういうマインドを学んだ気がします。
なので、ゲームが好きでも好きじゃなくても、もし、あなたが今、元気がなかったら、ドラクエの音楽を一度聴いてみることをお勧めします。
内容を知らなくても壮大な世界観が脳内に広がると思います。きっとブレイクスルーが起こると思います。
人生は一度きりです。
ドラクエに『ザオリク』という人を生き返らせる呪文があります。
しかし、どんなに呪文を唱えても、すぎやま先生は戻って来てはくれません。天寿を全うしたのだと思います。ご冥福を心からお祈りします。
そして、あなたも、最後まで自分の中の壮大な世界を否定せず、まっすぐ突き進んでください。
必ず成功する、思い通りになるとは限りません。人生は残酷です。
でも、可能性は未知数だということ、絶対に忘れないでください。
久々の大地震!?
ちょうどこの原稿を書き始めた頃(10月7日22:40頃)、突然大きな地震がありました。
久々の大地震だったので、本当に驚きました。気分的には311の再来かと思ってしまいました。
それはそうと、プライベートな時間でよかったと思ってしまいました。
仕事中だと、動き方が大きく変わりますからね。責任も。
プライベートなら、最悪自分自身と、身内や親しい人だけ守れば良いですが、大人数を相手にしている時だと、正直冷静に対処できる自信はありません。
と、いいつつ、揺れに驚きつつも、この原稿のことや、明日の仕事や起床時間のことを考えていた自分もいるのですが……。
震えあがって怯えていても仕方がないのですが、人間ってどうしても、仕事の事を考えてしまう性でもあるのでしょうか。
評価されたいとか、認められたいとか、尊敬されたいとか、そういうことではなくて、もっと地味なタスクをあれこれ考えてしまうんですよね。
……なんて、結局、無事だったから呑気なことを言っていられるわけですが、みなさんご無事でしたでしょうか。
日本は地震大国なので、せめて自分自身や大事な人数名だけでも助けられるように常日頃から対策を練っていてくださいね。
人生はいつ何が起きるかわからない
人生は、いつ何が起きるかわかりません。
すぎやま先生の件を知ったのも突然でしたし、地震も突然でした。とにかく驚きの連続です。
そんなふうに、人生というのは、いつ何が起こるか本当にわからないんです。
直接自分の人生に関係がなさそうな人でも、巡り巡って何らかの影響を与えているかもしれませんよね。
バタフライエフェクトを考えると、知らないところの小さな波紋がどんどん広がって、自分に大きな影響を与えているかもしれないんです。逆もまた然りです。
なんて、言っている間に自分の人生が急に終わってしまうかもしれないんですよね。
僕は今のところ、嫌なこともたくさんありますが、自分なりに自分の人生に満足しているし、たぶん、未練はそんなにないと思っています。
でも、可能なら、もっとひとりでも多くの人に、生きる力や生きる希望を与えたいと思っています。
あなたにも、きっと、やりたいこと、全うしたいことがあると思います。
人生は有限です。来世で、なんて悠長なことを言わずに、今、できることを、できるだけやりましょう。無理して自滅しない程度に。せっかく生きているのですから。
僕はいつも、あなたのことを応援していますからね。
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