タフですね……。
あまり言われないセリフ。
「タフですね」、「体力ありますね」。
はい。自分で言うのもなんですが、僕はタフではありません。
じゃあ、そういわれたいのかって言うと、実はそうでもありません。
僕はどちらかというと、すぐにバテます。
今風にえば、ヘタレです。
昔風に言うなら、根性なしです。
……ってわざわざ、自分を悪く言う必要ないんだけど。
というか、たぶん、それに関して言えば正直、別に悪いと思っていないわけで。
個人差あるよね……って話。
誰かに何か言われたのかっていうわけじゃないんですけどね。
なんで、こんな話をしているかっていうと、タフじゃない人特有の悩みっていうか、コンプレックスってあると思うんですよ。
僕も今でこそ開き直ってますが、やっぱり、僕もそういうことに頭を抱えていた時期もあって。
だから、参考になればって思って話しています。
結論から言うと、個人差あるよねって話。
だって、しょうがないじゃん。
諦めろってことじゃなくて、そういうふうに生まれちゃったんだから。
誰かと比べられたって、マジョリティ(多数派)と比べられたって、結局、自分は自分だし、誰の人生を生きてるのかって言えば「私」の人生を生きているわけでしょ。
『うさぎとかめ』っていう童話あるけど、あれも解釈が色々あるよね。
でも、僕は思うんですよ。
うさぎとかめが勝負するのは良いんですよ、別に。
だけど、うさぎとかめは異質な存在なの。
人権みたいなものは、平等であって欲しいけど、差異は尊重されてしかるべきだと思うのね。
べき、っていうと、すぐに嫌がる人いるけど。
当人同士が同じ土俵で勝負して楽しむならまったく構わないんですよ。
あるいは、かめがドⅯで、負けたり、屈辱を受けることを喜びとしてるなら。
でもね、うさぎが走るのが早いからって、かめを馬鹿にしたり否定したりするのは違うのね。
どうしても、分かち合えないのであれば相手を否定するのではなく、距離をおいて暮らしてみるのがいちばん。
僕はかめどころの騒ぎじゃない。
僕は別に病気ではないけど、体力がそんなになくて。
子供のころは、学校から帰ってくると、そこそこ遊んではいたけど、すぐに疲れて、家ではゴロゴロしてて。
お昼寝たっぷりしてるはずなのに、夜は夜でちゃんと寝るんですよ。
ドラえもんにでてくる、のび太くんも、そんな感じだよね。
あれも、怠けものっぽく映ってるけど、そういう体質なんじゃないかって思うわけ。