落ち着いて! ~ココロセラピストが語る! 師走に我を忘れる人たち~

師走

師走

師走になると不思議と日常がガラリと変わった気がします。
通勤の際、車に乗り込むと何をそんなに急いでいるのか猛スピードで走っている車がチラホラ。

はじめのうちは気のせいかなと思っていたのですが、どうも気のせいではなさそうです。

数えたわけではありませんが、事故も増えた気がします。
毎日どこかしらで事故が起きていて、警察やらJAFやらがいて……という状況も目撃します。
これも、偶然ではない気がします。

そんなに何が忙しいのか。
師匠も走り回るほど忙しい……ということで12月を昔から師走と呼んでいます。
でも、本当に忙しいのか僕は若干疑問だったりします。

クリスマスシーズンだから……とか、お正月シーズンだから……とかで商業的に忙しい時期で、だからこそみんなが慌ただしくしているというのはわかるのです。

でも、何もそんなに慌ただしくしなくても良いのになと思ったりもします。
年末年始に楽しいイベントがたくさんあってウキウキ気分でいるならいいのですが、セカセカして楽しくないなら、逆に言うと、そこまでして無理に師走を忙しくしなくてもいいのではないかと思ったりもします。

 

僕は年末年始が大好きではあるけれど……。

師走

個人的な話をすると、僕はクリスマスもお正月も大好きです。
でも、師走の時期に焦りを感じて突っ走りながらも、新年を迎えよう的なバタバタすることはありません。
みんなが楽しそうにしている姿を見るのが好きなのです。
でも、現実は必ずしもそういうことばかりではなさそうです。

先日、仕事帰りに某駅近くに人が倒れていました。
もちろん助けられれば理想的だったのですが、運転中だったこともあるし、道路の流れを変えることもできずになんだか申し訳ない気持ちで通り過ぎてしまいました。

ひとりでお酒をたくさん飲んでいたのでしょうか。
それとも誰かと一緒に忘年会か何かをしていて、帰り道にひとりになったところでバタンキューしてしまったのか。それはわかりません。

ただ、その時、その人の近くにコートの男性がひとりいたのです。
通りすがりの人なのか、もしかしたら同僚か友達なのか。
とにかく、そこにひとりいたわけです。
一瞬しか見えなかったですが、その男性、なんと! スマホを取り出して、倒れている男性の写真を撮っていたのです。

道に人が倒れている証拠写真や状況写真を撮影して警察にでも見せて助けを呼びに行こうとしていたというのなら、少しは理解できるのですが、ただ単に面白がっていただけだと思います。