息子に料理を教えたい。手を差し伸べる子育てがしたい理由〜母親が台所を聖域化してはいけない

子育て

子供に料理を教えたい。

わたしは息子が、グローバル男子になる為にも調理だけはさせる機会を家庭でたくさん与えたいと考えています。

というよりも、息子の人生を考えたら親として料理のやり方くらいは教えないといけません。

息子が料理をやりたくないならばやる必要はないと思いますし、押し付ける気は全くないのですが、料理のやり方を教えることを放棄したくないです。

最初は、娘なら料理を! と思っていましたが、夫が息子でも料理を教えてあげたい、と言ってくれました。
(お前が教えるんじゃないんかい! と言われそうですが、その理由は後ほど解説)

わたしは大賛成でした!

今の時代、男の子でも料理ができた方が良いですしね。

わたしが教えることは
「大人になってから料理をはじめると苦労するよ」
という反面教師目線です。

料理の技術を教えるのは、イタリア人シェフの夫が担当と話し合いました。
(↑話し合うまでもなく、そもそもわたしが教えてあげられる技術がない)

我が家では、料理は夫が担当です。
わたしは食費スポンサーと洗い物係です。

「パパがいない時は、ママに料理を作ってあげてね」と伝えとくね、とのことです。

 

完璧な母親から育つ子供が、完璧な母親になれる訳ではない

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これは幼少期のわたしの経験から思うことです。

母親が子どもにお手伝いをさせないくらい完璧な専業主婦で、キッチンという聖域にはなかなか入れてもらえませんでした。

その為、24歳で上京した時にはカレーすら作れなくてとても苦労しました。

カレーの野菜を切るだけで2時間くらいかかりました。

母親のごはんが美味しかったので、実家ではすごく幸せでしたが一人暮らしは地獄でした。

 

皮肉なことに食べ物の好き嫌いのない子供のほうが損をする?

わたしは幼少期に食べ物の好き嫌いがない子供でした。
幼稚園や小学校でも「食べ物の好き嫌いをしないことはとても良いことだし、すごく良い子」と言われて育ってきました。

「食べ物を残すことはもったいないことだから、ご飯粒1つ残さずに食べよう!」と思っていて、今でも残すことは嫌いです。

夫が料理に目覚めたきっかけは、食べ物の好き嫌いが激しくて、自分で食べたい物を調理することにしたことが始まりだそうです。

料理が上手な友人何人かに
「なんでそんなに料理が上手なの?」
と聞いたら
「親が共働きだったから、小さい頃から自分で作っていた」
「親が料理をしてくれなかったから、自分で作っていた」
など、幼少期から料理をする機会があったという回答がありました。

中でも「親の作る料理が美味しくなくて自分で調理するようになった」と言う人もなかなかの割合でいました。

食べ物の好き嫌いがないことは良いことだと思っていましたが、結果的に好き嫌いがある人の方が、幼少期に〝料理〟に向き合い将来的にすごく美味しい料理を作れるようになっている人が多いです。
食べ物の好き嫌いがないことはとても良いことですが、親が子供に料理を教える機会などを与えないと、本人から料理をしたい! と思う理由がないかもしれません。

 

母親が台所を聖域化しては絶対にいけない!

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わたしは、子どもにはそのような機会を必然的に与えてあげることが優しさだと考えています。
そうしないと、自立した時に料理ができないと子どもが苦労します。

料理ができる年齢になったら、食材を使って調理が自由にできる環境にしたいです。

わたしの幼少期は母親の聖地であるキッチンには足を踏み入れられなかったのですが、大人になってから料理ですごく苦労しました。

母親からしたら、わたしがキッチンを使うとぐちゃぐちゃになるという理由があったみたいです。

 

キッチンが汚れたら一緒に片付け方を考えてあげたい

最初の頃はキッチンを汚すとは思いますが、そこで手を差し伸べてあげる子育てがしたいと思います。

キッチンが汚れるからお料理は手伝わなくていい、ではなく最初から片付けながら料理はできない前提で接してあげたいです。

この壁を乗り越えたら、きっと見える景色があると思います。

その頃の経験から、子どもにはキッチンは解放して、放牧状態で自由に使える環境にしてあげたいな、と思っていました。

どうすれば片付けながら、料理ができるのか?

ということを一緒に考えてあげて、手を差し伸べてあげたいです。

「キッチンが汚れるから使わないで!」と入場制限をすることはある意味簡単です。

でも、それをやってしまうと大人になるまで料理ができない子どもになってしまいます。

大人になってからではなく、子どものうちに色々な経験をして自分の頭で物事を考えられるような子育てを目指します。

わたしが教えてあげられることは伝えたいです。

きっと理想は簡単に言えるけれど、実際は難しいこともたくさんあると思います。

でも、今の気持ちを忘れないようにしたいです。

 

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