ココロセラピストが語る! コトバに振り回されないで! ~冷静になれば恐れることはない!?~

コトダマのパワー

コトバには言霊(コトダマ)と呼ばれる不思議なパワーが宿っています。
それが本当かどうかはわからないけれど、少なくとも僕はそれを信じています。

ちょっと過去を振り返って貰えば思い当たる節がたくさん見つかると思います。
嬉しかったこと。楽しかったこと。どちらかといえば悲しかったこと。心にグサッとナイフを突き立てられた時のようなこと。
それらの殆どって、少なからずコトバの影響を受けていませんか。

だから僕は「人生はコトバでできている!」と言っても過言ではないと思っています。

 

人はコトバによって傷つき、言葉によって救われる

コトバにはコトダマというパワーがあるというお話をしました。
たかがコトバ。されどコトバ。そしてコトダマ。

たとえば僕の記事。
ただの文字です。
文字をいくつか並べると単語になります。
それをつなぐと文になります。
それが増えると文章になります。

ただ、それだけです。
別に誰かにお金や食べ物をあげたりするわけではありません。
でも、幸運なことに、僕のコトバで喜んで下さったり褒めて下さったりする人もいるわけです。
何かに気づいて下さる方もいれば、疑問を持つ方もいます。
そんなふうに、コトバは強い影響力を持つのです。

影響力を持つからこそ、僕たちはコトバを発する際に責任が伴います。
人はコトバによって傷つき、言葉によって救われるのですから。

コトバ。またの名をコトノハ。
「言う」という剥き出しの状態を「言刃(コトバ)」と思って下さい。
それは鋭く、傷つけやすい存在だったりします。
そこに優しく「葉」で包んであげるのです。
そうすると「言葉」になります。
つまり、『言葉』とは葉で包まれた洗練された状態をさすのだと思ってくれると嬉しいです。
というわけで、あなたには、毒よりも、優しいコトバを使い続けて欲しいです。

コトバ

 

良かれと思ったコトバ。常識的なコトバ。

コトバは良かれと思って言っても誰かを傷つけることがあると覚えておいてください。
正論を言えばOKというわけでもなければ、常識や一般論をぶつければ物事が円滑になるという発想をお持ちならそれは危険だと思って下さい。
悪意があろうとなかろうと、受け手次第で、どうなるかが大きく変わるのです。
だからこそ、コトバは慎重に、そして大切に扱って欲しいのです。