ココロセラピストが語る!『TATSUMI絶体絶命』とは?~役に立たないかもしれない個人的な話~

悩むだけ悩んで、凹むだけ凹んで、布団の中にうずくまっていると、自分の内なる声が聞こえてきました。

実はこの両先生は、どちらも著名人でありながら接点を持ったのは最近なのだそうです。
二人はいつしかツーカーの中になり、とても親しくされているようです。
スゴイ人はスゴイ人を引き寄せるというのはまんざら嘘ではないようです。

当時、瀬木先生自身が悪霊と戦っている真っ最中だったそうで、衣月先生に救われたと何度も語っていらっしゃいました。(※詳しいことは聞いていません)

偶然にも、このとんでもない二人が、何故か僕のこの大ピンチの状況に示し合わせたかのように現れ、僕を助けて下さったのです。(※僕の母の件は知りません)

衣月先生は龍と話せますし、瀬木先生はプロファイリングが得意な方です。
なので、僕が事情を説明するまでも無く、駆けつけてくれて、何事も無かったかのように快方に導いて下さったのです。
(※基本的に彼らは余計な事を一切聞いて来ません)
僕は暴走することなくギリギリのところで癒され、そして冷静さを取り戻す事が出来ました。
結果的に事を荒立てずにエナジーヴァンパイアたちを退けることに成功しました。

どう例えて良いかわかりませんが彼らは、言うなれば『アベンジャーズ』であり『ジャスティスリーグ』のような存在です。
個人レベルで相当素晴らしい能力を持っている方が手を組んだ。
まさに最強の『癒し軍団』と言っても過言ではないと思います。

僕は母の件で心身が弱っていて、更にエナジーヴァンパイアに精神力を奪われていて理性も失いかけていたので、この時、お二人が助けてくれなかったら僕は今、どうなっていたかわかりません。
この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。

 

地獄は続くよ、どこまでも……。

しかし、そこで僕の不運が終わったわけではありませんでした。
一難去ってまた一難どころの騒ぎではありません。

これでもかというような災いが次々に僕に襲いかかってきたのです。

更なる災難が続いている真っ最中の時、最悪の事態が起こりました。
母が亡くなったのです。想像はたやすいと思うのですが、危篤から死までの間の家族の精神状態というのは本当に弱ってしまうものです。
僕は頭が真っ白になりました。
母が息を引き取る瞬間にこそ立ち合えましたが、僕はその時点で情けない事に心身共にボロボロで廃人そのものでした。

病院のスタッフに「ご遺体の搬送が決まったら教えて下さい……」と言われました。
「あ、そうか……。お母さん、死んじゃったんだ……。そうだよね。いつまでも病院にいるわけにいかないもんね……」と思ったものの、母ではなく、どちらかといえば僕の魂が何処かに飛んでしまっていて、何をどうして良いのかさっぱりわかりませんでした。
とにかく疲れ切っていた僕は、悲しいはずなのに涙すら出ませんでした。

 

命の終わりと、生きる気力と……。

そこで僕を助けてくれたのが、我らが金城そに先生でした。
彼女は僕が茫然としている間に的確に最良の葬儀までの手配を調べ、検討してくれたのです。
いつも笑いを提供してくれる金城先生ですが、本当に頼りになる存在です。

金城先生が調べてくれて、結果的に母の葬儀を請け負ってくれることになった葬儀屋さん。
これがまた信じられないほど良心的で礼儀正しいのです。
僕も葬儀屋さんと呼ばれる方々とは何度か接したことがありましたが、彼らは別格でした。
空気の読み方、傾聴、個人に対する敬意、細かい事務的手続き、料金、アフターサービス、どれも完璧でした。

彼らと接しているうちに、僕はだんだん意識が戻って来ました。
彼らの言動のすべてが完璧すぎて感謝の気持ちは当然あるのですが、それ以上に「人間ってここまで素晴らしいコミュニケーションが取れるものなのか!」と急に『学びのスイッチ』が入ってしまったのです。

「取り入れたい! 取り入れたいぞ、このコミュニケーション能力と癒し、希望の与え方!」

僕は不謹慎にも『死』のやりとりをしている場で、そんな感情が芽生えたのです。
この能力を自分が手にする事が出来たら、僕はココロセラピストとして今までの何倍も成長出来るし、たくさんの人に希望を与えられるぞと思ったのです。