ココロセラピストが語る!『QOL』とは?~人生の質について本気で考えた事はありますか?~

誰かに押し付けられた『人生のレール』は、辛いですよ。

「相手を選ばずテキトーに結婚して、仲良くも無いし、楽しくも無いけど、まぁ、良いか……」というのも、何かが違う気がします。社会的ステータスや外見などを抜きにしても、「会話が弾む」とか「一緒にいて楽しい」とか「一緒に苦労を乗り越えて生きたい!」と思えるなら『QOL』は、高いです。
『婚活』が流行っている風に演出されていますが、そもそも、そこまでして結婚する必要などないのです。「何だかわからないけど、子供が生まれた……。あまり興味無いけど、まぁ、いいか……」というのも、ちっとも良くありません。

進学、就職、結婚、出産。とりあえず、何だかわからないし、楽しくもなんともないけれど、そういうものだよねと思っているなら、それは完全に誤解です。

それは社会が生み出した幻想にすぎません。
天才も成功者も目指さないけれど『普通の幸せ』を本気で求めるのであれば、この幻想から目を覚まして下さい。

『QOL』とは、『自分らしさ』なのです。
「ありのまま」とか言って、ワガママで傍若無人に振る舞っても無礼講で許されるという事とは全く違います。
自分が、何を幸せと感じるのか。何に満足出来るのか。どんな人生を歩みたいのか。どんな人間関係を気付きたいのか。何を何処まで受け入れられるのか。自分の心に嘘をついていないかどうか。妥協できない線引きは何処なのか。激しいモノではなくても、そこに感動はあるのか。それらを本気で考えてみて下さい。

理想通りとまでは行かずとも、自分自身をきちんと知る事で、自分自身にとっての『普通の幸せ』が見えて来ると思います。

「毎日、ブランド服を着て出かけるのが普通よ」という人もいるかもしれませんし、「今日は良い天気だなと空を見て深呼吸することが普通」と感じる人もいると思います。『普通』も、本当は人それぞれ違うものなのです。誰かに押し付けられるものではないのです。

誰かに押し付けられた『人生のレール』は、辛いですよ。
「社会人たるもの、仕事が命。親の死に目には会えないと思え!(※会社を休む事は許されない)」というレールを必ずしも真に受ける必要はないのです。「へぇ、そういうものなんだぁ……」と安易に思ってしまう人は、もう少し、何かを考えた方が良いかもしれません。結果的に、どうするかは別としても「本当にそうなのかな?それが幸せなのかな?」という疑問は持って良いのです。

時に、集団の輪を乱してしまう事を恐れる気持ちはわかります。でも、あらゆる集団圧力に屈して自分の意思を捨ててしまうのは『QOL』を捨てるのと同義でもあります。つまり、極論を言えば「生きている事を放棄した」とも言えるのです。

場合によっては『非常識』と呼ばれる行動を取らざるを得ないこともあるかもしれません。もしかしたら戦いをせざるを得ないかもしれません。でも、それは何のためでしょう。自分の『QOL』のためなのです。

時には辛いこともあると思います。思い通りにならないこともあると思います。そんな中で、「どうやったら自分のQOLが上げられるだろうか?」というのを時々でも良いので真剣に考えてみて下さい。現時点で、満たされているのであれば、それを素直に感謝し、改善の余地があれば少しずつで良いので改善してみて下さい。

そして、常識も大事なのかもしれませんが、自分の、そして他者の『QOL』を意識した生き方をしてみて下さい。そうすると自分も自分以外の人も尊重できるようになって来ます。

『QOL』について、もっと考えてみたい方は、いろいろな人の考え方を聴いて見ると良いと思います。みんな、違う事を言うと思いますが、それが参考になります。「みんな違った人生を歩んでいて、当たり前なんだ! お互いに、違う人生を歩みながら、人生の質を高めようとしているんだ!」とわかって来ると、『QOL』の達人になれるかもしれません。

 

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