地球上に住む変なイキモノとは?~そろそろ理解した方がイイコト~

人間のストレスの大半は人間関係と言っても過言ではありません。QOL(人生の質)の高低も極端に言えば、誰とどう関わるかで大きく変わって来ます。

翌日には、LINEで「なんかさー。××くんとデートしたんだけど、すっごいオタクでさー……。私そっちのけで、ずっとゲームして一人で勝手に盛り上がってたんだよ。一人で勝手に盛り上がれるなら、私が一緒にいる意味なくない? 次はないなwww」と悪評を流されても文句は言えません。

もしデートに誘う段階で、相手の好みの場所や趣味などを聞くなりして、話し合いでデート先を決めていれば、少なくとも「www」と軽蔑の意味合いたっぷりなLINEをされることはなかったかもしれません。

「俺の趣味=みんなの趣味」ではないのです。
自分と他人の線引きはしっかりした方がいいです。
自分と他人の境界線がアバウト過ぎる人は、自分基準で物事を判断してしまう傾向があるので充分に注意して下さい。

自分ではない誰かに愛されたいからデートに誘っているのに、自分本位というのは理屈としておかしいのです。
自分とは違う誰かとうまくコミュニケーションして理解を深める場として考えた方が良いです。
もちろん男女の立場が逆でも同様です。
相手に一方的に「察して」は通用しません。
何故なら、相手は自分では無いのですから。というか、相手の事をもっと知りたい。
相手のために何かしてあげたい。
そう思えない相手なら外見がどんなに良くてもデートする必要性は無いです。

 

人は自分とは違う存在を排除したがる

世界には自分と自分以外の誰かが存在します。
言いかえれば、世界には自分とは違う世界観を持った人の方が多いという事です。
共通点の多い人はいても、同一はあり得ません。

でも、人間は本能的に未知なる存在を恐れます。
何をされるかわからなくて気持ち悪いし、怖いからです。
場合によっては排除しようとします。それは、レッテルを貼りつけて差別する、問答無用でイジメたり攻撃をするなど、したくなる人もいます。残念ながら、これは小さな子供だけでなく大人も同じことをする人がいます。

だから、子供の世界も大人の世界もイジメが耐えないのです。
しかし、自分とは違う存在がたくさんいるから世界は成立しているのです。
ちょっと個性的だったり、特殊な価値観を持っていたりすると、すぐに変人扱いされてしまうかもしれません。
でも、みんながみんな同調圧力で動いていたら、それこそ世界のバランスは崩れてしまいます。

誰かの命や生活の尊厳を奪うような危険性のある人とは、もしかしたらコミュニケーションを取って『WIN-WIN』の関係になれるとは限りません。
最悪、戦わざるを得ない場合もあるかもしれません。

ただ、そこまでのレベルでなければ「同じ地球に住んでいるけれど、わざわざ相手に深く介入しなくても良いよね」と思えれば、無駄な争いは避けられる場合もあります。

人間のストレスの大半は人間関係と言っても過言ではありません。QOL(人生の質)の高低も極端に言えば、誰とどう関わるかで大きく変わって来ます。

お互いにぶつかる事で、見えて来ることもありますが「これ以上関わると危険」と思える人に意識を奪われるのは時間がもったいないし危険です。

たとえば、どうしても嫌いな人がいたとします。
一生、その人の事を考えながら過ごしたり、終わらない戦いを続けたりしても得があるとは思えません。
時には自分にデメリットがあっても、自分から距離を置くことも大切です。

「赦してあげましょう」とか「憎んではいけません」とか、そういう話ではありません。
誰だって赦せない感情や憎しみの感情は持っています。その感情をわざわざ否定する必要はありません。
ただ、否定する必要はありませんが、必要以上に攻撃したり自分の意見に同調させたりする必要もないのです。
相手を屈服させなければ終わらない、ということはないのです。

私は私であって、私は他の誰かではないのです。
だから、自分と対立しそうな存在しても不思議ではないのです。
だからこそ、関わらない方が良い相手だって存在するのだという事を知っておいた方が良いです。
不必要な戦いは極力しない。
必ずしも自分とは異なる存在だから排除しなければならないというわけでもないのです。

 

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