地球上に住む変なイキモノとは?~そろそろ理解した方がイイコト~

人間のストレスの大半は人間関係と言っても過言ではありません。QOL(人生の質)の高低も極端に言えば、誰とどう関わるかで大きく変わって来ます。

努力や何らかのきっかけで、今まで出来なかった事が出来るようになることもたくさんあります。
ただし、人には個人差(個性)があって、理解度や習得度のスピードもとても大きな差があるのです。
まず、それを理解できないと相手からは「攻撃された」とみなされて、人間関係にヒビが入ってしまいます。
あるいは自己肯定感を奪われてしまい、自分という存在価値に疑問を持ち始めてしまう人もいるかもしれません。

もしかしたら、世の中には万能人間が存在するかもしれません。
しかしそれは極めてレアなケースです。
誰だって得意不得意はありますし、得意事項が多い人もいれば、苦手事項が多い人もいるのです。
その事を忘れてはいけません。

今でこそ、誰もが知っている『うつ病』を考えてみて下さい。
一昔前は『怠け病』と呼ばれていました。もちろん、そのような病名はなく差別的に使われて来た言葉です。
もしかしたら、本当に『怠け病』の人もいるかもしれませんが、それは『うつ病』とイコールではありません。

「なんでもかんでも病名つければ、何もしなくても許されると思うなよ!」と思う人も多いと思います。
場合によっては、そうとも言えるかもしれませんが、必ずしも、彼らはなんでもかんでも許されようとか免除されようとか思っているわけではないのです。

学校や塾などの先生たちは、一定期間内にある程度の知識やスキルを生徒に習得させなければならないプレッシャーがあると思います。
会社員などでは、それこそビジネスですので自分より能力が低い人がいたらヤキモキしてしまうかもしれません。

ただ、最終的にその人をどのように扱うかはさておき、「誰だって●●くらい出来る」という思い込みは外した方が良いかもしれません。

とにかく、その延長でくれぐれも人格否定につながるような言動につなげないように注意が必要です。

と、言いながらも、人間は矛盾をしている生き物です。
「みんな自分と同じような存在」と思っていて、自分が当たり前のように出来る事を他人が出来ないと、そんなハズが無いと思ってしまう反面、自分にできない事を相手が簡単にやってのけてしまうと、それはそれで嫉妬したりするわけです。

でも、よくよく考えるとわかるのですが、この嫉妬こそが、自分と相手が同一の存在ではない事の証明ですよね。

赤ちゃんの頃、学んだはずです。
世界には自分と他人がいるという事を。
そして、なんでもかんでも都合よく思い通りになるわけではなく、物事の多くは他人とのコミュニケーションを通して勧めていくものだと。

 

自分だけ存在していれば良いなら恋愛なんてしない!

最近の若者は恋愛も結婚も興味が無いと言われています。
少子化もどんどん進んでいて社会問題になっています。

一方で子供を産んだ女性が勝ち組とでも言わんばかりに『私、ママですアピール』をしていたりもします。

婚活ブームも相変わらず流行っていますし、少女マンガは、なんだかんだでやっぱり恋愛モノが多いですよね。
歌だって「会いたい~♪」みたいなものがヒットチャートに必ず上がって来ますよね。

恋愛って一人ではできないのです。
片想いだって一方的ではあっても相手が存在しているからできる芸当なのです。

ところで、モテる人とモテない人の差って何でしょうか。
好みの問題もありますが、恋愛のポイントとして、自分と相手の境界をちゃんと理解しているかということが実は大きなウェイトになります。

モテない人は、自分ではない存在に自分を受け入れて欲しいから恋愛するのに、自分本位になりすぎたり、相手に多くを求めたりしてしまう傾向があります。
チヤホヤされたい気持ちはわかるのですが、相手は自分の手足ではありませんので、自由自在にコントロールなどできません。

相手には相手の人格があり、生活があり人権があるのです。
もちろん個の存在として。なので、相手の気持ちや都合を考えてあげられない人はモテないのです。

たとえばあなたが中学生の男の子だとして、気になる女の子をデートに誘いたいとします。
あなたはゲームが大好きです。
なので、思い切って次の日曜日にゲームセンターに誘ったとします。

まずここでアウトです。
あなたがゲームを好きでゲームセンターを楽しい場所だと思っても、相手の女の子がゲーマーとは限りません。
なんとかデートにOKを貰っても、女の子がゲーマーではなかったら、自分だけゲームセンターで盛り上がっていても、相手は楽しくないのです。

あなたはゲーム大好き人間なので、どんどんハイスコアを出していきます。
ハイスコアを出せば相手の女の子は「キャー! すごい‼︎ カッコイイ‼︎」と言ってくれると思っているのかもしれませんが、やることが無く、仕方無くあなたの隣でプレイを見ている女の子からすれば、スゴイどころか、「いつまでゲームをしてるんだろう、この人は……」と思われてしまう可能性が高いです。