SNSの脅威⁉︎ 屈折した癒し?『ブルー・ホエール』とは?~SNSに潜む病みの扉~

ブルー・ホエイルは危険なゲームです。 インターネットなしで生活するのはほぼ無理な時代です。 つまり、危険は常に隣り合わせなのです。

知らなくても良い話……と言い切れるかな?

今からお話しすることは目新しいニュースでも無ければ面白おかしいニュースではありません。
もしかしたら知らない方が良い情報かもしれません。

ただ、知らずして平和に暮らせたとしても、それはあくまで個人的な話です。
もしかすると、自分の身近なところで、そのような事件が起きているかもしれません。
また、起きるかもしれません。

「他人に振り回されるな」とか「自分の事も理解できないのに他人の事がわかるはずがない」という人がいます。
僕も同感です。

他人に振り回されていたらQOL(人生の質)はどんどん低下して行きます。
そして、他人の事をわかったつもりになって勝手な分析をしてもあまり意味はありません。

ただ、自分がピンピンして元気に暮らしていれば周囲に無関心で良いのかというと、決してそうではないのです。
確かにメンタル系の話をすると、「プラスの考えの人に近づきましょう」とか「ネガティヴな人からは離れましょう」とか言われています。

もちろん半分は正解です。
僕もアブナイ人には近づかないようにしています。
自分の人生をマイナス方向に引っ張ろうとする人は、悪い人では無くても自分からは近づかないようにしています。
実際、それで自分の中で幸福度は格段に上がったであろう実感もあります。

ただ、これからする話は、水面下でジワジワと僕たちの傍に近づいて来ているかもしれない危険についてです。

少々不気味で怖い話ではありますが、あなたの不安を煽りたいわけではありません。
むしろ、知っている事で未然に事件を防いで欲しいのです。
あるいは早期発見したら早期対策を練って欲しいのです。

健康的に暮らしているあなたにはあまり関係のない話ではありますが、頭の片隅に少しでも入れておいたら良いのではないか、という話です。
もし、興味を持って頂けましたら、このまま先を読み続けて下さい。

 

SNSの脅威は『あいさつおじさん』だけではありません。

SNS(インターネット)はとても便利です。
世界とつながることができるからです。
インターネットを制す者は世界を制すと言っても良いくらい、国際社会には必須のツールです。
しかし、それらはとても便利である反面、とても危険でもあるのです。

数年前からSNSでは危険な文化が徐々に広まっているようです。
『あいさつおじさん』も迷惑な話ではありますが、それどころではありません。
それは『ブルー・ホエール』というものです。

 

『ブルー・ホエール』とは?

『ブルー・ホエール』というのは数年前からロシアで流行った自殺ゲームです。
詳細を書いてしまうと悪用されてしまう可能性があるので敢えて触れませんが、簡単に言うと、仲間内で指示を出して最終的には死を目指すというシステムです。
ちなみにゲームを途中で辞めることはできません。

確かに、以前からネット上には自殺や他殺に関する交流サイトのようなものがたくさんあります。
おそらく世界規模で数えたらとてつもない数だと思います。

死については、お手軽簡単に、親や友達について語れるものではないので、必然的にネットを経由すると話しやすくなるために仲間が集まりやすいのです。
そして、同じような仲間が集まれば当然、話は盛り上がってしまいます。
客観性のある人であれば、そこから抜け出す事も可能ですが、同調しやすい人や、メンタルの低下した状態の人は、次第に影響を受けてしまう危険性もあります。

同じ悩みや問題を抱えた人たちが独り悶々と抱え込んで自滅して行くのは確かによくありません。
だから僕も、「独りで抱え込まないで」「信頼できる誰かに相談して」と毎日のように繰り返しています。
しかし、いくら共感されたいからと言って間違った方向に進むであろう同じような人たちと深くかかわってしまうと危険です。
これはネットに限ったことではありません。
関わる人間は選べる限り、徹底して選んだ方が良いです。

「俺たちは、今まで、酷い目に遭って来たんだ。だから、こうして同じような境遇の仲間が集まったことだし、みんなで悪いことをしよう。独りでは何もできないけれど、このネガティヴな感情をみんなで協力して発散しようじゃないか!」

というような展開になってしまうくらいなら、独りで悶々としていた方がまだマシかもしれません。
何故なら、今以上に彼らは不幸になってしまうからです。