ココロセラピストが語る!『本当に価値のあるモノ』とは?~当たり前なものほど大切だと気づく~

あなたにとって本当に価値のあるモノ、ちゃんと大事にしてますか?

笑顔はプラスの感情です。自分が笑顔になれば自分の心も前向きになります。関わる相手も笑顔が伝線しプラスの感情になります。感情が人と人を交流させているのです。

もちろん笑顔やプラスの感情だけが大事なわけではありません。自分が悲しい時に、相手が空気を読めず、そして相手の感情を読み取れずヘラヘラしていたらどうでしょうか。「一発グーで殴ってやろうかな……」もしくは「この人、アブナイ人なのかな……」なんて思うかもしれません。やはり悲しい時に悲しみを理解して、あるいは共感してくれたら嬉しいのです。
蛇足ですが、悲しみ等のネガティヴな感情に共感し過ぎると共倒れになってしまう危険性もあるので客観性も大事です。

当然、怒りの感情だって大事です。怒りを見せることで、その裏に重要なメッセージがあるのだと理解できる事も多いからです。感情コントロールが出来ない病的な方は別として、一般的に人はそんなに怒りません。そもそも必要が無いのに怒ってばかりいる人は、違った意味で問題がある人です。

嬉しい時や楽しい時は笑う。悲しい時や辛い時は泣く。理不尽な事をされたら怒る。これは自然な事なのです。いつまでも大爆笑していたり、いつまでも泣いていたりする人は問題アリかもしれませんが、感情は表に出しても良いのです。

飲み会やパーティで無表情、無感動だったら、次から誰も誘ってくれなくなってしまいます。怒られても無表情、無関心だったら相手にされなくなります。

ただしビジネスの際は注意が必要です。世の中には変な人が本当に多いです。こちらに落ち度が無くても怒りの感情むき出しでクレームを言って来る人も多いです。
ここで自分の正当性を伝えて反論しようものなら、どんなに自分が悪くなかったとしても、そんな事お構いなしで相手は攻撃をエスカレートさせてきます。

わかりやすい例としてコールセンターの話をします。会社にもよると思いますがコールセンターでは、何が何だかさっぱりわからない状態で突然、電話口で怒鳴りつけられる事も信じられないくらい多いそうです。もちろん相手は怒る原因がある(?)から怒っているのだとは思いますが、オペレーターは怒鳴られるためにいるわけではないので非常に困るわけです。何だかわからないけど怒鳴りつけられたらオペレーターも気分が良いはずがありません。誰だって突然怒鳴りつけられたら不愉快です。なので、自分も怒りの感情が湧きでて来てしまうと思うのですが、ここで怒っては仕事になりません。ここは自分の中に湧き出て来た複雑な感情は一旦、右に置いておいて、とにかく相手が何を怒っているのかをリスニングしなければなりません。

怒っているわけでは無くても、顔が見えないのを良い事に(反論して来ないのもわかっているので)ストレスの捌け口として電話をしてきて、わざと些細な事にクレームをつけてきたり、挑発して来たりする人も多いようです。人としてどうかと思いますが、現実に多いので現実を受け止めるしかありません。

コールセンターは事務的な手続きをするのが仕事ではあるので頭脳労働ではあるのですが、同時に、理不尽な感情に耐え、相手に不快感を与えないようにひたすら自分の感情をコントロールしなければならず、秒単位で、心をすり減らしながら耐えて行くのがメインの仕事なので最近では『感情労働』と呼ばれているそうです。自分の感情を隠してひたすら耐えなければ仕事にならないと考えると、この言葉はとてもしっくり来る気がします。

もちろん他の業種にも言える事です。如何に感情をコントロールできるかが自分の仕事や給料に影響して来るのです。自分の感情を表に出したら行けない時も多いです。でも、感情を出さず抑圧を続けると、それこそ病気になってしまいます。つまり、感情は僕たちの人生に、本当に多くの影響を与えているのです。

だからこそ僕たちは目には見えずとも、もっと感情の重要性に意識を向けた方が良いのです。もし、感情をコントロール出来れば、不要なストレスを抱え込む必要も最低限に抑える事が出来るかもしれません。相手を不快にさせたり怒らせたりしないスキル、相手を良い気分にさせるスキルがあったら、物事はもっと円滑に運ぶと思いませんか。これは、ビジネスの話に限った事ではなく、すべての事に言える事です。ちなみに、これは相手をコントロールするテクニックの話ではありません。自分の感情をコントロールした方が良いと言う話です。

たとえば道端の花を見て「キレイだな」と思える感情。これってとてもステキだと思いませんか。花を見るだけで幸せな気持ちになれるのです。
「雑草か。見るに値しないな……」程度の認識だと、面白くも何ともありません。自分の心の在り方ひとつで、人生の見え方が大きく変わって来るのです。

僕は話をする時、文章を書く時、出来るだけ何らかの形で相手のプラスになって欲しいと思っています。つまり、その感情、想いが原動力になっているのです。

ただ生きている。これではせっかくの人生が台無しです。人生はどう感じるかで価値が変わって来るのです。

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本当に価値のあるモノ

世の中にはたくさんのモノやサービスがあふれています。お金と言う基準を筆頭に物事の価値は決まっているような気がしないでもありません。しかし、それだって本当は見えないモノなのです。お金と言う存在は単なる数字で幻想なのです。でも、その幻想に価値があると思っているから価値があるのです。つまり、自分にとって本当に価値のあるモノは必ずしもお金の単位で計測できるとは限らないのです。水や空気はお金に代え難い大切な存在です。家族や友達もかけがえのない価値ある存在です。あなたにとって本当に価値のあるモノ、ちゃんと大事にしてますか?

 

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