ココロセラピストが語る!『人間のクズ』とは?—世の中を病ませる愚者たち—

僕たちは決してクレーマーに屈してはならないのです。そしてクレーマーを助長させてはならないのです。そして、もっとも大事な事は自分自身がクレーマーにならない事です。

不運にもクレーマーに遭遇してしまったら本当に災難です。何を言われるかわかったものではありませんし、何を要求されるかもわかりません。クレーマーに捕まっても誰かに助けて貰えればまだ良いですが、助けて貰えなかったらもう泣くしかありません。

クレーマーの多くは自分は善良な市民であり正当な権利を持って正当な意見をしているだけだと思っていて悪意の欠片も持ち合わせてはいません。我こそは被害者、我こそは正義。そんなふうに感じているので容赦はしてくれません。仮にこちらに否があったとしても、それ相応に謝罪し、対応すれば許して貰えそうなものでも、そんな事は関係ありません。

ヒーローごっこをしている子供が、敵役がいないからという理由で、何でも良いから自分より弱そうな人をターゲットにしてイジメをしているような図式をイメージして貰えばわかりやすい気がします。
まるで善悪のつかない子供です。

でもクレーマーの大半は大人です。学歴や職歴は関係ありません。過去の功績も何も関係ありません。クレーマーはクレーマーなのです。
子供というものは、間違った事をすれば叱ってくれる人が何処かにいるものです。そして悲しい思いこそしても、きちんと正しい道を指導して貰えるものです。しかし、大人はそう簡単にはいきません。間違った事をしても、悪い事をしても叱ってくれる人はあまりいません。だから、クレーマーは自分がクレーマーだと自覚できないのかもしれません。

もっとも、クレーマーに意見しようものなら知恵や人生経験が子供より多い分だけタチが悪いです。最悪、人生を滅茶苦茶にされてしまう危険性もあります。命を奪われなかったにしても、心が病んでしまう可能性だってたくさんあります。学校にしろ、会社にしろ、クレーマーによって病気になってしまった人、身近にいたりしませんか。それって、心が弱いからいけないのでしょうか。それとも弱みを握られるからいけないのでしょうか。それともクレーマーに負けるからいけないのでしょうか。違いますよね。

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クレーマーから身を守れ!

クレーマーは自分が正しいと思っているかもしれません。しかし自分が正しければ相手を陥れても良いのでしょうか。開き直って相手を叩きのめして良いのでしょうか。勘違い正義の味方みたいな連中に勝手に裁かれて人生を滅茶苦茶にされて本当に良いのでしょうか。

PTAだろうと教師だろうと、取引先だろうとお客さんだろうと、クレーマーはクレーマーなのです。僕たちはクレーマーに媚びる必要は無いのです。

もし、クレーマーに屈し続けたらどうなるでしょうか。クレーマーはつけ上がります。イジメに言い換えると、恐喝し続ける人と、恐喝され続ける人の関係が永遠に続く事を意味します。

だから、状況に応じては妥協せざるを得ない事もあるかもしれませんが、基本姿勢はクレーマーの意見に屈服するのはお勧めしません。もちろん不必要にクレーマーと戦えと言っているわけでもありません。ただ、無条件降伏だけはしないで欲しいのです。

仮にクレーマーに付け込まれる隙を与えてしまった、落ち度があった、という事があるのなら、改善すべき点は直ぐにでも改善した方が良いです。でも、自分の人格を否定せざるを得なくなるまで追いつめられる必要はありません。

 

クレーマーは怒りに支配されている!

確信犯のクレーマーは悪意を持っていますが、そうではないクレーマーの殆どは怒りの感情に支配されていると言っても良いかもしれません。
怒りの感情は悪い存在ではなく、生きる上で重要な存在です。しかし、怒りのままに暴れていたら、人生が台無しになってしまうのです。

だから、もし、自分の友人や家族にクレーマー気質の人がいたら、事あるごとにクレーマーになってしまう前に、怒りの本当の理由を突き止められるように手を貸してあげて下さい。怒りの原因がわかって対処法がわかれば、人はクレーマーにはならずに済むのではないかと僕は思うのです。怒りの矛先が本質から逸れているからクレーマーになってしまうのです。
しかし、本当に危険人物で関わったら自分の人生が台無しになってしまうと思ったら、友人だろうが血縁者だろうが、距離を置いて下さい。被害は最小限に食いとどめて下さい。

もし、世の中からクレーマーが消えたら。トラブルが生じても必要最低限の損害(色々な意味)で済むと思います。話し合いが円滑に行われれば解決策やリスクマネジメントも円滑になります。
そもそもクレーマー対策などという本来不要な仕事をしなくて済むので経済的にも精神的にも良いです。

だから、僕たちは決してクレーマーに屈してはならないのです。そしてクレーマーを助長させてはならないのです。そして、もっとも大事な事は自分自身がクレーマーにならない事です。

クレーマーは世界を狂わせます。

 

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