ココロセラピストが語る『IRODORI式自己催眠』とは?

はじめは、イメージするのが少々難しいと感じても、回数をこなしているうちに信じられないほど自己催眠は得意になってきます。あなただけの自己催眠の世界、存分に楽しんでみて下さい。

 

IRODORI式自己催眠

①ひとりの環境でやる!
他人の目が気になるとやりづらいので、誰もいないところでやって下さい。
信頼関係があって催眠に対して理解のある方でしたら、必ずしも1人ではなくてもOKです。

②静かな場所でやる!
ガヤガヤしたところでは、周囲の物音などが気になってしまいます。
歩きながらとか、道とかでは、危険ですのであまりやらない方が良いです。
寝そべっても良いところが望ましいです。

③心構え!
自己催眠を行う際は「どうせ出来ない」「意味分かんない」という否定的な気持ちは持たないでください。気楽に「今から自己催眠を楽しむぞー」という感じで望んで下さい。本当に簡単です。

④深呼吸!
準備が整ったら早速自己催眠です。深呼吸は、ものすごく重要なプロセスです。
基本的に好きなスタイルでも構いません。慣れてきたら鼻から息を吸って、口から長めに息を吐いて下さい。
これを数回から数分程度、続けます。それだけで、かなりリラックスしてきます。
目は閉じていた方が良いと思います。開けていた方が良い人は開けたままでも構いません。

⑤暗示!
息を吐いている時に、自分に暗示をかけます。声に出さなくても大丈夫です。
「私はとてもリラックスしています。呼吸をするたびに、どんどんリラックスしてきます。息を吸うと、鼻からキレイなエネルギーが入って来て、どんどん心身に浸透して行きます。息を吐くと、疲れやストレス、自分にとって不要なモノが浄化され、どんどん外へ出て行きます……」
回数は特に決まっていません。暗示分は自分が言いやすい言葉に変えても差し支えありません。なんとなく気分が良くなってきたら「リラックス……リラックス……」と、簡略化しても良いでしょう。

⑥催眠の世界を楽しむ!
下記にいくつか例を挙げておきましたので、参考にしてみて下さい。

⑦五感を使う!
五感と言うのは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触角の5つの感覚の事です。
ちなみに第六感は、直感や霊感です。これは、ちょっとだけ難しいのであまり気にしなくても良いです。

★注意事項

・自己責任で行って下さい。
(精神疾患の方は催眠や自己催眠をする際は信頼できる専門家に必ず相談して下さい。)
・やりたくない時はやらないでください。
・まず無い事ですが、途中で具合が悪くなったら即座に中断して下さい。

では⑥の具体的な話に進みましょう。

 

お風呂de自己催眠
お風呂はとてもリラックスできます。それを更に自己催眠を使ってもっと楽しみましょう。

1.身体を洗って湯船に入る
2.浴槽に入ったら①から⑤を行う
3.目を閉じて好きなお風呂をイメージする(⑦)
4.「お風呂から出たら、意識ハッキリ、気分スッキリ!」と心の中で唱える
5.楽しんだら、のぼせる前にお風呂から出る

3は、あなたが望んだイメージをするだけでOK。観光名所の有名な銭湯をイメージしても構いませんし、スーパー銭湯でも構いません。もちろん露天風呂でも構いません。セレブの自宅にありそうな浴室をイメージしても構いません。大理石で出来たマーライオンの口から滝のようにお湯が流れているイメージかもしれません……。露天風呂なら頭上に星が輝いているかもしれませんし、雪が降っているかもしれません……。あなたの望んだイメージを楽しんで下さい。

臨場感を出したい場合は、自分の望んだイメージに近いアロマを利用するのも良いかもしれません。アロマを使用する際は、ラベルを良く見て、人体に影響の無いモノを選んで下さい。

リラックスを目的としていますので、イケメンがいっぱいいる混浴のイメージなどは避けた方が良いでしょう。

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布団(ベッド)de自己催眠
一日の終わりをより快適に演出。心地よい眠りを楽しみましょう。

1.布団(ベッド)に入る
2.布団(ベッド)に入ったら①から⑤を行う
3.目を閉じて好きなお布団(ベッド)をイメージする(⑦)
4.「朝はスッキリと目が覚める!」と心の中で唱える
5.楽しんだら、そのまま眠る

3は、あなたが望んだイメージをするだけでOK。ベッドだけでなく、寝室そのものをイメージしても良いでしょう。アウトドア派な人だったら、満天の星空の下、快適な寝袋で寝ているイメージもロマンチックかもしれません。波の音が聞こえて来る海辺の旅館をイメージしても良いかもしれません。お姫様が住んでいそうな可愛らしいお部屋に大きくてふかふかなベッドで眠っているイメージかもしれませんし、南国でハンモックに優しくゆられながら眠っているイメージかもしれません……。あなたの望んだイメージを楽しんで下さい

リラックス(安眠)を目的としていますので、刺激的なお化け屋敷の寝室をイメージするなどは避けた方が良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。「なんだ、そんなことか!」と思うくらい簡単だったと思います。他にも応用次第でいくらでも楽しめます。たとえばトイレの個室の中、ちょっと居眠りしたくなった時のデスク……。慣れてくれば、いつでも何処でも理想の環境に心がワープできます。

おそらく、この記事で催眠のイメージがガラリと変わったと思います。「もっと難しいと思っていた!」と感じたかもしれません。

僕は思うのです。催眠は、本当は恐くもなんともなく、イメージ力を利用して、リラックスしたり楽しんだりするためのツールだと。心と身体は密接な関係にあります。催眠(イメージの世界)で心も身体も楽になれたら、こんなに素晴らしい事は無いと思います。副作用もありませんし、正しく使えば誰にも迷惑をかけません。

はじめは、イメージするのが少々難しいと感じても、回数をこなしているうちに信じられないほど自己催眠は得意になってきます。あなただけの自己催眠の世界、存分に楽しんでみて下さい。

 

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