ココロセラピストが語る!『テレビっ子のススメ』とは? ~テレビが好きだからこそ考えるテレビの楽しみ方~

インターネットが普及した世の中でも、「情報はテレビから」集める方は多いでしょう。でも昔から「テレビは有害」と言う声も多いのです。ではその理由とは何なのでしょう?

1.電磁波

確かに電磁波は恐いです。見えませんし、いまいちよくわからない謎の存在です。電磁波と言えば2011年にWHOもその有害性を認めています。本格的に危険な香りがします。

ただ1つ言える事があります。電磁波はテレビからだけ放出されているわけではないと言う事です。電磁波を気にするなら他のモノにも意識を向けた方が良いのではないかと思います。

僕が個人的に危険だと思っているのは携帯電話(orスマホ)です。

名前の通り携帯して持ち歩く道具です。人と会っている時さえ、メールチェックをしたりラインをチェックしている人がいますよね。電車の中でもスマホをいじり、食事中にも仕事をいじる人もいます。寝る時でさえ枕元に置いている人も多いのではないでしょうか。

テレビを擁護するわけではありませんが、身近な危険なモノという考え方をするのであればテレビだけが悪いわけではない気がします。

電磁波は確かに危険かもしれません。でしたら尚の事、何が危険なのかを自分で見極める力が必要になって来ると思います。

2.時間がもったいない

「テレビばかり見ていると頭が悪くなる」という話を聞いた事があるかもしれません。事実だと思います。但し、「テレビばかり見ていると」という箇所が重要なポイントです。

一昔前なら、他にハマるものもそんなになかったので、部屋にゴロゴロ寝そべって、お煎餅をボリボリと音を立てながら食べながらテレビをひたすら見るという人も多かったかもしれません。

しかし、これはテレビだけの問題ではありません。

上記でも触れましたが、現代ではテレビよりスマホ依存の方が危険です。持ち運べるだけに尚更危険です。スマホは、ただの電話ではありません。それこそ動画配信も見る事が出来ます。ゲームだって出来ます。ネットサーフィンも買い物も出来てしまいます。

テレビも依存してしまったら危険ですが、電源を落として外出でもすれば解決する話です。しかしスマホは電源を切らないで持ち歩く人の方が多いです。駅だろうと道端だろうと、どこでもスマホをいじっている人がいます。人と会っている時でさえスマホをいじっている人がいます。

「せめて人と会っている時くらいはスマホ見るの止めた方が良いよ。会っている人に失礼だからね。緊急かつ重要な連絡が入ってくる可能性が高いというのなら、せめてマナーモードにして、連絡が来たらチラ見程度にして、緊急でなければ返信は後で良いんじゃないかな……」と言っても「うーん……」とか言ってスルーする人も実際にいます。

「テレビを見ながら勉強すると、勉強に専念できないよ」と言われた事がある人もいると思います。スマホも同じです。『ながら族』が必ずしも悪いとは思いませんがTPOはわきまえた方が良いです。大切な時間にメリハリをつけてどう生きるかは自分次第です。

結論から言えば優柔不断なのはテレビのせいでも無ければスマホのせいでもありません。自分の責任なのです。どうしても誘惑に負けて優柔不断になってしまうのであれば、それは有害なので迷わず手放して下さい。無くても生きられます。

3.洗脳

テレビも映画も洗脳ツールです。これは言いきっても良いと思います。悪用しようと思えばいくらでも悪用できます。しかし、それはインターネットも新聞も雑誌も同じ事です。

情報の捏造なんて簡単ですし、流行だって自然発生よりもマーケティングの一環として意図的に作り上げられたモノの方が多いと思います。

大切なのは情報の真偽や重要性は自分できちんと判断する力を身につける事です。受け身であろうとすると情報に支配されてしまいます。

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未だにテレビや新聞の言っている事は最新であり真実であり信頼に値するものだと思い込んでいる人も多いです。特に日本人は権威に弱いところがあるので、著名人や難しい肩書きを持った人が発言したモノは鵜呑みにしてしまいます。でも、それを信じるかどうかは自分次第なのです。

ドラマやアニメも、作者(or番組製作者)の思想が必ず入っています。共感しても疑問を抱いても良いですが、鵜呑みにするのではなく自分はどう感じるかという感覚を大切にして下さい。登場人物ではなく自分自身がどう感じるかが重要です。

ちょっと脱線しますが、大事な話をします。

時々、テレビに集中し過ぎて発作が起こる人がいます。たとえば、心に問題を抱えている人が、精神的にきついドラマを観ていたとします。登場人物がリストカットをする場面を観て、錯乱状態になってしまった……等、そういう人も稀にいます。

何らかのトラウマにシンクロしてしまって、精神に異常を来してしまったのだと思うのですが、そういう方は不思議と好んで自分からその手の番組を観る傾向もあるように感じます。

偶然そういう場面を見てしまったと言うのであれば運が悪かったのかもしれませんが、自分で望んでそういう番組を観ていたら自己責任です。心に問題を抱えている時は、あまり深刻なものや過激な作品は観ない方が良いです。

番組作りは『演出』が基本です。視聴者に興味を持ってもらえるように、やや(?)誇張して番組を作っています。テレビを観る際は少なからず刺激的な演出がされているという前提で楽しむようにして下さい。そして、ドラマやアニメは基本的にフィクションです。

どんなに刺激的であったとしてもフィクションはフィクションだと割り切って見てください。

単純に考えればわかるはずです。ノンフィクション(たとえば歴史モノ)ドラマだって同じです。ドラマに出てくる人たちはカッコいい人たちです。でも、モデルとなった人をちょっと調べたら実はイケメンでもなんでもなかったと直ぐにわかりますよね。

参考にするにしても、それはそれ、くらいの認識が良いと思います。

熱く語ってしまいましたが、僕は思うのです。テレビが良いか悪いかよりも、大事な事があると。それは自分自身の知識や判断力を日頃から鍛えておくこと。何事にも依存せず自分自信をきちんとコントロールすること。

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番組は番組を選んで観ればメリハリもありますし、『ながら族』にはなりません。ストレス解消にもなります。心身の健康、人生の質を決定するのはテレビではありません。あなた次第なのです。

 

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