現役ママに伝えたい!ココロセラピストが語る!『将来のヴィジョン』とは?

子供たちや若者は案外、親に忠実であり素直です。だから、親のヴィジョンを植え付けてしまうと、子供たちは「それが正解なのかな……」と思い込んで、自分で正解を探すのを止めてしまいます。

 

<なんだかわからないけど真剣にそれを目指す人たちについて言えること>

本当は彼らのヴィジョンはもっと明確で、もしかしたら単に僕に教えたくなかっただけの人もいるかもしれません。
しかし、複数名に同じ質問をして同じ回答だったので、その線は考えられません。理系の方にも同じ質問をしたことがありますが、「システム系」と答えられました。
「あなたの言うシステム系ってどんなものですか?」というと、困った顔をして「システムはシステムなんだよ!」と言われてしまいました。

これらのやり取りから何が見えてくるかと言うと、実は未来を見据えて動いているようで未来はまったく見えていないと言うことです。
未来は自由に思い描いて構いません。そして自分の自由自在に未来を創造して良いと思います。
ただ、本心から望んでいないものに本当に全力投球できるのかなと思うのです。生きていくと言うのは場合によっては辛い事もあります。思い通りにならない事も多々あるでしょう。それでも、漠然とし過ぎた事に全力投球するのは正直辛いのではないかと思うのです。

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<ママたちに協力して欲しいこと>

ここからは僕の想像ですが、その裏には裏に誰かがいて、彼らを操っているのではないかと思うのです。
具体的に言えば、親や先生たちです。
もちろん一部の、です。親や先生たちは子供が就職できなかったら困るので、とにかく職につけるように考えると思います。だから、家庭にもよりますが、小さな頃から「勉強しなさい」と言うのだと思います。

「なんか資格取れる大学が良いんじゃない?」とか「資格取ると将来、役に立つわよ」とか、そのようなセリフ、聞いた事は無いでしょうか。
もちろん、何らかの専門性のある資格を取得すればカッコいいですし、就職にも有利だと思います。しかし、彼らの将来に対する希望に沿った応援は本当に出来ているでしょうか。「よくわからないけど、学歴社会だから大学は出ておいた方が良いよ」「よくわからないけど偏差値は大事だよ」という教育をしている人たちはいなかったでしょうか。「よくわからないし、なんだかわからないけど、将来のために良さそうだからそれをしなさい」という教育は、はっきり言えば危険だと思います。
学校の勉強は大事ですし、偏差値も高いに越したことはありません。学歴もあるに越したことはありませんし、資格もあればそれなりに強みになると思います。
勉強に興味を向けることは親にとってはとても大事なことです。
但し、「なんだかわからないけど、良いらしいからやりなさい」ではダメなのです。説得力もありませんし、違和感も残ります。自主性も無くなってしまいます。

できれば、日々の家族や親子の会話の中から、お子さんが何に興味を持っているか。どんなスキルを身につけたがっているか、どんな未来を進みたがっているのかを感じとって下さい。
そして、本当は何になりたくて、どんな人生を歩みたいのかをわかってあげてください。
そして、それが反社会的なものでなければ、そのサポートをしてあげてください。

必ずしも習い事をさせるとか、物を買ってあげるとか、そういうことでなくても構いません。魚が好きな子には魚に関する情報を自分で集められるお手伝いをしてあげてください。
声優になりたい子には、声優に必須であろうスキルは何なのかに気づくヒントを与えてあげてください。
くれぐれも「福祉ブームだから、福祉系の資格を取らせれば安泰だ」と言ったような誘導はしないであげてください。

僕の知る限りでは、子供たちや若者は案外、親に忠実であり素直です。
親が思っている以上に子供は親を尊敬していますし、言うことを聞いています。
だから、親のヴィジョンを植え付けてしまうと、子供たちは「それが正解なのかな……」と思い込んで、自分で正解を探すのを止めてしまいます。

誰かが敷いたレールを歩いていても、もしかしたらそれが幸せに繋がるかもしれません。
僕は、自発的に夢を持ち、自発的に行動し、自発的に問題解決し、自発的に自己実現できる人間の方が幸せなのではないかと思います。
その間、停滞したり、脱線したり、暴走することもあるかもしれません。それも含めて、人は成長するのです。

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ちなみに僕は大学の「専攻=将来の職種」とはまったく思っていません。
勉強は勉強として。仕事は仕事として。そのように割り切って考えている人だっていて良いと思います。
大学は自分がやりたいことを本気でやることを目的とした方が楽しいと思います。
勉強に限らず、趣味でもその他の活動でも、この時期は本当にやりたいことを徹底的にやった方が良いです。

これは僕の一個人としての意見ですが、世の中の子供たちには夢や希望をたくさん持ってもらいたいです。

そして、自由に羽ばたいて欲しいです。みんなで、子供たちが住みやすい環境を作って行きましょう。

 

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