魂の仕事をするという事 — 良き旅を願って〜蜘蛛の糸と魂の仕事〜人間とはなんと凄い生き物だろう

「それでも、私の旅は良い旅だったよ」
魂

人間を身体、心、魂からなる生き物ととらえ、総合的に人をみるホリスティックカウンセラーのわたもりです。
スピリチュアルの師・流輝先生と、身体と食事に関する師の久恵先生と共にこの仕事を「魂の仕事」と思ってさせていただいています。

今回は時代の変わり目と言われる2021年最初の記事として、魂の仕事をする事について書かせていただきます。

 

私の旅は良い旅

「それでも、私の旅は良い旅だったよ」
寝言でそう言った娘が、この記事を書かせてくれた。
どんなに懺悔しても足りない。

2014年4月にこの仕事を始めたが、それまでの私はスピリチュアルに興味もなかったし、カウンセラーをやりたいなんてこれっぽっちも思っていなかった。

開店の半年前に倒れ、医師に「これ以上働いたら死ぬ」と言われ、流輝先生と出会ってアチューメントを受け、私の魂のスイッチが入った。
「私と同じように誰からも理解されず苦しむ人の道案内をしたい」
そこから急激に人生が動き、2度目の離婚に至り、予想より早くこの仕事をすることになった。

開店当時の私は立っているのがやっとで、壁につかまって身を支え、借りたアパートの2階の部屋に引っ越すために、階段に手をついて登りながら何度も往復して部屋を作って行った。

住居兼用の店舗は、初めから仕事場として部屋を作り、そこに私が住むという形。
何度も片付ける途中の家財道具の散らばる床に転がって気を失うように眠り、それでも、「私はこの仕事をするんだ」と奮い立たせ、身体を起こし準備を進めた。

魂

 

血の池に蓮の花

私にとってカウンセリングは、血の池に蓮の花を咲かせるようなものだ。

私に必要な経験の殆どが、辛く辛く辛く沢山の血を流すようなもので、初婚で2人、再婚で2人生まれた子ども達にも、辛く悲しい思いをさせなければいけなかった。
深く深く深く傷つけた。

そして、彼らは今も傷つきながら、それでも、必死に涙を隠して立ち上がろうとしている。
雪の中を小さな体でお互いを支えあいながら雪の丘を登ってくる二人の娘の姿が見える。
それは実際にあった事では無く、小さい頃に別れるしかなかった下の娘二人のこれまでの人生を象徴した映像なのだと判る。

どれだけ辛かっただろう。
どれだけ悲しかっただろう。
涙も流せないくらい、言葉も失うくらい、笑顔で「大丈夫」と言うしかないくらい、辛かっただろう。

魂でこの生き方を選んだのを後悔はしない。
私でなければ、私達でなければ理解できず、幸せになる道案内を出来ない人達がいる。
今までも、これからも。

魂

 

蜘蛛の糸と魂の仕事

そして、私が魂で望んだ仕事は、まるで芥川龍之介の「蜘蛛の糸」という小説のように、地獄の暗闇から細い糸を必死に登ってくる人々をただ静かに見守るしかないようなものだ。
手を伸ばし、救いあげられたらどんなに楽だろう。
綺麗な言葉や、癒しで、簡単に楽になる程度の生易しい内容ではない。
時には糸が切れて落ちていく人を見る時のあの気持ちをどれだけの人が理解するだろう。

それでも、魂の仕事をすると言う事は、それがどんな職種であれ、自分の目指す方向に進むしかないものなのだろう。
私は今も、壁に手をつき、身体を支えながら進んでいるような気になる時がある。
会社員も、店主も、作家も、スポーツ選手も、その他どんな仕事をする人も、魂の仕事をする人は、笑顔で、あるいは真剣に仕事に向かうその陰に、多かれ少なかれ、そんな気持ちを持っているものだと思う。

誰かに救いあげられるのを待つのではなく、自力で立ち上がり、必死に細い糸を上るように生きるしかなくても、それでも、生きる。
この世に生まれた時に望んだそれぞれの目標へ向けて。

魂の仕事をするという事は、そういうものなのだと、今の、私は思う。

長い暗闇を色々な努力を重ねて抜け出し、
「大変だと思った時があっても、思ったより楽にここまで来られた気がします」
そう言ったクライアント様達が、私にとっては生きた神か仏のように思える。

「人間とはなんと凄い生き物だろう」

残酷な人、自分のことしか考えない人、笑顔で裏切る人、傷つける人が沢山いて、自分もその人間の一部だと知っていて、それでも。

2021年の年の初めの私は、魂の仕事についてそう思う。
もっと楽に、悟りきったような顔で出来たらどんなにいいだろう。
これが今の私。
逃げも隠れもしない、今の私として、今年もこの仕事をしようと思う。

今年がこれをお読みのあなたにとって、どうか良き旅となりますように。

 

参考記事 http://watamori323.blog.fc2.com/blog-entry-308.html

 

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