過敏体質HSP、エンパス、霊感体質の方に瞑想は悪影響があります

HSP(ASP)、エンパス、霊感体質当事者のホリスティックカウンセラー、わたもりです。 今回はHSPの常識とされている物を覆す内容かもしれません。

HSP・エンパス・霊感体質の方は瞑想をしない方が良いです

最近はHSP関連の本が色々と出版されはじめ、エンパスなども少しずつ知られるようになり、HSPのご相談を受けるところも増えてきました。
そう言った本には一様に「HSPには瞑想が良い」と書かれています。

日本にHSPを伝えるきっかけとなった2000年に発売された本、エイレン・N・アーロン著「些細な事にもすぐに動揺してしまうあなたへ」に「毎日2時間以上瞑想をすると良い」と書かれているためだと思われます。

ですが、3年間以上、多くのHSPの方のご相談をお受けしている私から見ると、瞑想は悪影響しかないと思います。
直観力があるとか、過敏、感覚的と言うのに、何故それが判らないかの方が不思議です。
エンパス、霊的感覚をお持ちの方にも同じ事が言えます。

何故なら、それでなくても感覚的で、サードアイチャクラなど上部チャクラが常時フル稼働していて、感覚として受けた情報を常に脳が処理しているため、エネルギーが上部に集中しているところに瞑想をすると、更に上部エネルギー過多となり、グラウディングが出来なくなる=地に足がつかなくなるからです。

続けていると実際の行動も現実感が無くなっていきます。
より感覚的になり、余計に周囲とうまくやっていけなくなり、疲れやすく、ふわふわしている人になります。
仕事も感覚的、感情的になりやすいなどの理由で出来なくなっていくようです。

陰陽理論で言えば、感覚的=陰性なのに、更に瞑想で陰性を加える事になります。
陰極まれば陽となると言いますが、極まるほど瞑想するって……。

そもそも、この忙しい現代人に「毎日2時間以上瞑想しなさい」と言うこと自体、現実離れしていると思いませんか?

ただし、日頃現実世界でバリバリ仕事をし、理論・理屈・経済・攻防戦・スピードなど陽性にどっぷりつかっている方には、瞑想は陰陽バランスを取るものとなるでしょう。

 

何故、瞑想が良いとされるのか?

瞑想が良いとされるには、それなりの理由があります。
何故ならHSP等は感覚が過敏で、脳に伝わる情報が非HSP(エンパス・霊感体質)に比べはるかに多く、その情報を処理しきれないからです。
瞑想で処理しきれない情報を脳が処理する時間を作ってあげるという事です。

発達障害は脳の神経回路に支障がある症状ですが、発達障害が無くても脳神経回路に支障がある人は実は多く、性格なども脳神経回路システムの特徴と言えるそうです。
例:思いやりがない→脳の思いやりを司る部分に支障がある

仮にHSP、エンパス、霊感をお持ちの方に脳の神経回路の支障があれば、情報を処理しきれずパニックやフリーズすることになります。

そう言う症状に「瞑想」と言う方法しか思いつかなかったのだろうと推測いたします。

けれど、HSPの多くの問題は、過敏さではなく、受けた感覚をどう処理するかという点にあります。

・受けた情報の正否、要不要、好き嫌いなどを判断する
・状況を、感情を交えず判断する
・情報に対し、自分なりの意見を持つ
・嫌な事、困ったことを解決する

それには揺れてもすぐに戻せる心を持つ必要があり、その為に私は自他の境界を身に着けるようお勧めしています。
私の自他の境界の理論は精神科医や心理学系の方と違いますが、とても実践的で効果が高いものです。
最初のご相談時にご説明しますが、すぐに出来る方はいないので、繰り返しご相談いただく中で少しずつ身に着けて行かれます。