パワーストーンからのメッセージ——愛し愛されるために必要な事

自分がどういう状態にあるかを知って、どうしてそうなのかを理解するからこそ、その人に適した行動が見つかります。

けれど、自己卑下が強い人は、無意識に自分は愛される資格がないと思っている場合が多く、人を愛そうとする時は一生懸命色々してあげようとします。
この石達の持ち主様も、強い自己卑下のある方でした。
だから幸せになるための努力とは、大好きなご主人と子どもさんの為にあれこれする事(=行為)と、とても頑張っていたところ、ブレスが切れたのです。

違うよ、そうじゃないよ。
がんばらなくていいんだよ。
何もしなくても、あなたは愛されているよ。
何もしなくても、愛されていい存在だと判ってよ。
夫や子どもがあなたを愛することを許してあげて。
ただ、その愛情を受け取って。
安心して愛されていいんだよ。
それが、夫と子どもを愛することになるから。

石達はそう、持ち主様に伝えたかったようです。

 

「愛されたいなら、愛しなさい」の真の意味

この言葉、自己啓発本や、宗教、スピ系で良く言われていますね。

でも、「愛される人になろうとして」色々するのは、たとえどんなに親切にしても、愛ある行動をとっていても、「これだけしてるんだから私を愛しなさいよ!」と脅しているようなものです。
簡単に言うと、これ、共依存=相手の役に立つことで自己満足を得る行為ですよね。
これは「相手をコントロール」する事であり、自他の境界を越境する行為です。
「子育て・親子関係に見る『自他の境界』―わたもりのメンタルケア講座」参照

他国を支配しようとして侵略行為をする国が被侵略国を愛しているなんてとても思えず、戦争になってもおかしくありません。
それと同じことを他者にしているようなものです。
どんなに素晴らしい行いをしても、動機が不純だから相手は愛されているなんて思えないし、自己欺瞞でしているだけの行為は相手を愛することにはならないのです。

じゃあ、愛するって何?
どうやったら愛されるの?

石達からのメッセージは「愛されるのを自分に許せる人が、真に人を愛せる人」でしたね。
けれど、自己卑下のある人は「愛される資格がない」と思っていますから、それが難しいのです。

無意識に自分はダメだと自己卑下し、ダメな自分の世界に他者を入れようとしない人には、誰も近寄れません。
自分は愛されてもいい存在、と、認めるからこそ、他者から愛されるのを許せるのです。

具体的にはどんな行動を取ったらいいか? ですが……。
物事の根本を理解せずに行為だけをマネしてもダメなのです。
「愛するとは行為の中にあるのではなく、気持ちの中にあるもの」だからです。
逆に根本が理解できれば、何をしてもいいのです。

自分がどういう状態にあるかを知って、どうしてそうなのかを理解するからこそ、その人に適した行動が見つかります。
ご自分を知り、理解し、ご自分に合った具体的行動を選ばれるようお勧めいたします。

そんなの面倒くさい、もっと手軽な方法はないの? って思いますか?

その面倒くさがるという事が、ご自分を愛する事に繋がるかどうか、良くお考えになったらいかがかと思います。
それは、「自分には手間暇=愛情をかけてもらえる資格がない」って言っているようなものだと私は思いますけど。

 

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